MISC

1983年

ヒト眼輪筋反射に対する反復鍼通電刺激の効果

全日本鍼灸学雑誌
  • 錦織 綾彦
  • ,
  • 安雲 和四郎
  • ,
  • 川本 正純
  • ,
  • 山口 雄三
  • ,
  • 辻本 太郎

33
1
開始ページ
7
終了ページ
11
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3777/jjsam.33.7
出版者・発行元
The Japan Society of Acupuncture and Moxibustion

単発ハリ通電刺激は眼輪筋反射の潜時の遅い成分を抑制する。この効果の性質を詳しく調べるためハリ通電刺激に反復刺激を用いて反射に対する影響を検討した。反射は眼窩上神経を電気刺激して誘発し, 眼輪筋の反射性筋電図として記録した。この筋電図は刺激側のみに出現する潜時約10msの成分 (R1) と, 両側性に出現する潜時約30msの成分 (R2) からなる。ハリ通電刺激は合谷穴部の皮膚に与えた。<br>(1) 反復ハリ通電刺激はR2を抑制した。(2) ハリ通電刺激を10発刺激として刺激頻度を20c/s~2c/sとすると, R2抑制の程度は単発時に比べて減少した。(3)刺激頻度を2c/sに固定してパルス数を2~200の間で変化させると, 10以上の刺激では, (2) と同様にR2抑制の程度は減少した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3777/jjsam.33.7
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40004423597
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00169502407?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.3777/jjsam.33.7
  • ISSN : 0285-9955
  • ISSN : 1882-661X
  • CiNii Articles ID : 40004423597

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