基本情報

所属
近畿大学 農学部 農業生産科学科 教授
学位
農学博士(名古屋大学)

J-GLOBAL ID
200901099088001537
researchmap会員ID
1000162466

外部リンク

気候変動の進行に伴い、近未来に頻発すると予想される、「洪水と干ばつの連続発生」に対処可能な農法の開発に取り組んでいます。異種作物の根系を密に絡み合わせた接触混植により、洪水環境では水田作物が畑作物に酸素を与え、干ばつ環境では畑作物が水田作物に水を与える。そういう、作物同士がお互いを助け合う仕組みを強化することにより、洪水と干ばつの両者が交互に発生するような環境でも一定の作物生産が得られるような農法を提案することを目指しています。南西アフリカの砂漠国ナミビアでは、2002年から断続的に基礎研究と技術協力事業を行ってきました。2019年からは、隣国のボツワナを加えた、日本―ナミビア―ボツワナによる「半乾燥地における水環境変動を克服しうる混作農法の創出」を開始したところです。「ナミビアとボツワナ研究者が遺伝資源と栽培技術を共有し合い、それに日本が協同する」という新しいスタイルの研究に着手しました。JST/JICA地球規模課題対応国際科学技術協力事業(2011~2017年)では、農学・理学・社会科学の文理融合型のチーム編成により、半乾燥地の水資源を持続的に保全しうる農法の開発「半乾燥地の水環境保全を目指した洪水-干ばつ対応農法の提案(ナミビア国)」に挑みました。ナミビア国では、2002~2004年のJICAによるナミビア大学農学部教員能力開発事業に専門家として参加した経験を始めとして、科研研究により、2004~2008年には「ナミビア国半乾燥地域におけるトウジンビエ栽培体系下での氾濫水利用型粗放稲作の導入」、2008~2013年には「季節性湿地帯の水環境と人間活動に調和した粗放稲作の導入」を実施しました。その他の国での活動として、スコットランドでの10か月間の留学経験を生かした、スコットランド、イングランド、ドイツの各研究機関に所属する研究者と共同研究を実施しました。科研による基礎研究「根冠脱落細胞(Border cell)による土壌の摩擦抵抗減少効果の判定(2000~2003年)」と「植物根-土壌界面における粘液・境界細胞複合体の機能的意義(2003~2007年)」において、彼らとの連携を通じて西欧諸国の研究スタイルを学びました。開発途上国では、青年海外協力隊隊員として南太平洋のフィージ-国に2年3か月間、長期滞在し、稲作普及活動(1983~1985年)に従事するとともに、インドネシア国スマトラ島において新プロ分担研究として、コーヒ-農園やキャッサバ畑において持続型作物栽培研究(1995~1999年)、同じく科研分担研究としてフィリピン国レイテ島においてイモ類の根系構造の解析研究(1994~1996年)にも従事しました。

委員歴

  32

論文

  113

MISC

  48

書籍等出版物

  25

主要な講演・口頭発表等

  278

共同研究・競争的資金等の研究課題

  24