論文

2021年5月

網羅的ゲノム解析におけるgenomic counselingと遺伝専門職に求められるもの 網羅的ゲノム解析におけるgenomic counselingと遺伝専門職に求められるもの

日本遺伝カウンセリング学会誌
  • 小杉 眞司
  • ,
  • 松川 愛未

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1
開始ページ
19
終了ページ
21
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本遺伝カウンセリング学会

次世代シークエンサーによる網羅的解析は、遺伝医療にパラダイムシフトを起こしている。解析量の飛躍的増加により、解析結果が出てから検討するゲノムファーストへの対処が必要となる。解析前の遺伝カウンセリングにおいては、網羅的解析において想定される結果の概要について、二次的所見への対応を含めてクライエントの理解を深めることができなければならない。結果開示の際には、高度に臨機応変な対応が求められることになる。さらに、網羅的な解析の結果開示の時点でクライエントに生じる状況やニーズ、心情については極めて多様なものが想定されるため、短時間で何に絞って話を進めていくかのアジェンダセッティングの技量など、臨機応変なクライエント中心の遺伝カウンセリングが従来よりもさらに重要となる。がんゲノム医療においては、専門的な遺伝カウンセリングの体制が求められており、遺伝医療専門職は幅広くがんゲノム医療へ貢献する必要がある。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202102225120299908
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2021&ichushi_jid=J03823&link_issn=&doc_id=20210527460003&doc_link_id=%2Fdg8genco%2F2021%2F004201%2F003%2F0019-0021%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fdg8genco%2F2021%2F004201%2F003%2F0019-0021%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 1347-9628
  • 医中誌Web ID : 2021230314
  • J-Global ID : 202102225120299908

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