MISC

2014年9月11日

平均遅延時間を減少させるEPON予約区間割当方式の提案 (通信方式)

電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
  • 宮田 純子
  • ,
  • 馬場 健一
  • ,
  • 山岡 克式
  • ,
  • 木下 宏揚

114
208
開始ページ
67
終了ページ
72
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

EPON(Ethernet Passive Optical Network)の上り通信時間は,パケット伝送のためのデータ区間とパケット伝送制御のための予約区間とに分けられ,予約区間中にONU(Optical Network Unit)が送信要求(REPORTメッセージ)をOLT(Optical Line Terminal)に送り,これに対する応答(GATEメッセージ)を受け取ることで通信資源の予約を行う.このような予約方式の一種として,自身のONUのデータ区間の直前に予約区間を配置する古典方式があげられるが,RTT(Round-Trip Time)が大きい場合には,送信要求に対する応答の到着が遅れ,データ送信を行えない区間が発生するため資源効率が低下する.そこで,送信要求のための予約区間を自身のデータ区間の直後に送るIPACT(Interleaved polling with adaptive cvcle time)が提案されている.しかし,IPACTは,パケットが到着するタイミングによっては当該パケットの待ち時間が非常に大きくなる問題点がある.そこで,本研究ではこの問題を解決するために,REPORTメッセージの送信要求タイミングを遅延させるDR-MPCP(Delayed Report messages-MPCP)方式を提案する.古典方式の解析を拡張したIPACTの平均遅延解析をさらに拡張し,待ち行列理論M/G/1モデルを用いた平均遅延時間の解析し,有効性を示す.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009950910
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013298
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025839578
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009950910
  • CiNii Books ID : AN10013298

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