2015年4月 - 2019年3月
渡鳥コハクチョウのもつ営農コスト削減ポテンシャルの検証と湖沼流域への負荷削減効果
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では,コハクチョウの越冬が冬期湛水水田の田面水や土壌にどのような影響を与えるかを評価し,冬期湛水水田への施肥量削減の可能性を考察することを目的に研究を進めた.現地調査では,コハクチョウの日中行動パターンを観察し冬期湛水水田に滞在する個体数の把握を行った.その際,田面水を採水し,T-PやT-Nなどを分析した.また越冬開始前後の水田土壌を,コハクチョウが帰郷した後(5月)とコハクチョウが飛来する前の水稲収穫後(10月)で採取・分析し,pH,EC,T-N,可給態リン酸,C/N比などを比較した.その結果,水質に関してはコハクチョウの滞在羽数と水質変動について統計的に有意差が確認された.
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- 課題番号 : 15K07647
- 体系的課題番号 : JP15K07647