2018年4月 - 2021年3月
ボツリヌス菌の病原性関連遺伝子領域に存在する機能未知遺伝子群の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
ボツリヌス菌は、ボツリヌス神経毒素と無毒成分の複合体であるボツリヌス神経毒素複合体を産生することにより、ボツリヌス症を引き起こす。無毒成分中の HA(Hemagglutinin)は神経毒素の腸管吸収を著しく高 めることで神経毒素の病原性に寄与している。一方で、ha遺伝子を持たないボツリヌス菌も存在しているが、そのような菌はこれまでのところ例外なくorfx1~3 および p47遺伝子をha遺伝子の代わりに持っている。これらの遺伝子産物はHAのようにボツリヌス症の病態形成に重要であると考えられているが、それらの機能 については未知である。そこで本研究では遺伝子産物の生物活性の解析を主に行なった。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H02654
- 体系的課題番号 : JP18H02654