2012年9月 - 2013年3月
論理に関する日本語とフランス語の対照研究:発話とディスコースマーカーを中心に
大阪府立大学高等教育推進機構 高等教育推進機構平成24年度プロジェクト型研究支援事業
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 800,000円
- (直接経費)
- 800,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
論理とは一見普遍的なようであるが,そのスタイルは言語が異なれば必ずしも一致しない。国際コミュニケーションの重要性が高まる中,異文化間の情報伝達の特徴と問題点を,文化と言語による論理の違いとしてとらえ,言語学的に意味のある分析をすることは,国際的相互理解の面から意義が大きい。発想法も構造も非常に異なる日仏両言語の論証的思考表現を比較し,各言語固有の論理の表現方法を明らかにする。
研究の対象としては,フランス語をとりあげるが,それは,フランス語が,英語と並んで西洋的思考の形成に大きな影響をあたえてきた上,論理性にたいする規範意識が英語よりもさらに高く,このような対照研究の対象として最もふさわしい言語だからである。
日仏両言語の特徴と相違を理解することは,国際社会において,政治やビジネスの場での交渉を円滑に進め,文化摩擦を避けるためにも有益である。また,日本語を他言語と比較することで,日本語と日本文化の特徴を浮き彫りにする。そこから発展して,言語に依存しない論理的思考力とは何かも追求する。
研究の対象としては,フランス語をとりあげるが,それは,フランス語が,英語と並んで西洋的思考の形成に大きな影響をあたえてきた上,論理性にたいする規範意識が英語よりもさらに高く,このような対照研究の対象として最もふさわしい言語だからである。
日仏両言語の特徴と相違を理解することは,国際社会において,政治やビジネスの場での交渉を円滑に進め,文化摩擦を避けるためにも有益である。また,日本語を他言語と比較することで,日本語と日本文化の特徴を浮き彫りにする。そこから発展して,言語に依存しない論理的思考力とは何かも追求する。