2020年4月 - 2024年3月
結束性とテクスト構成に関する日仏対照研究:裸名詞と総称文を中心に
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の中期段階の成果を、次年度に国際発信する目処がたった。 研究代表者及び研究協力者2名は、2022年7月にフランスで開催される第8回フランス語学世界大会での口頭発表を、審査の上採択された。このことは、本研究の中期段階の成果が、国際的な舞台で認知される準備ができていることを示す。
この発表予定の研究で、研究代表者は、本研究課題の中心テーマの1つである総称文に関して、総称を表す名詞(総称名詞)が頻出する百科事典のようなテクストを対象としてデータ収集し、テクストの中で現れる(部分的)同一指示を表す総称名詞について、その現れ方の特異点を同定し、その生起に関して整合的な説明を試みた。そしてその成果として論文を執筆し、フランスの学会誌に投稿し受理された。
これ以外にも、研究協力者Gabriel Bergouniouxの在職するロワール地域圏言語研究所所蔵の話し言葉コーパスESLOを使って、日本在住の研究協力者1名が、フランス語の原因・理由に関係する表現の語順に関して、日仏対照研究の観点から論文を執筆した。このフランスのコーパスの利用によって、国際的な研究交流が促進された。
なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、当初予定していた様々な国内外の研究集会への参加が全くできなくなってしまったが、オンラインで代替開催されたものには可能な限り参加した。例えば研究代表者は、合計12の研究集会に参加することで、最先端の研究成果に触れ、オンラインの限られた範囲とはいえ研究交流を行って、本研究をさらに深めるきっかけを得た。
この発表予定の研究で、研究代表者は、本研究課題の中心テーマの1つである総称文に関して、総称を表す名詞(総称名詞)が頻出する百科事典のようなテクストを対象としてデータ収集し、テクストの中で現れる(部分的)同一指示を表す総称名詞について、その現れ方の特異点を同定し、その生起に関して整合的な説明を試みた。そしてその成果として論文を執筆し、フランスの学会誌に投稿し受理された。
これ以外にも、研究協力者Gabriel Bergouniouxの在職するロワール地域圏言語研究所所蔵の話し言葉コーパスESLOを使って、日本在住の研究協力者1名が、フランス語の原因・理由に関係する表現の語順に関して、日仏対照研究の観点から論文を執筆した。このフランスのコーパスの利用によって、国際的な研究交流が促進された。
なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、当初予定していた様々な国内外の研究集会への参加が全くできなくなってしまったが、オンラインで代替開催されたものには可能な限り参加した。例えば研究代表者は、合計12の研究集会に参加することで、最先端の研究成果に触れ、オンラインの限られた範囲とはいえ研究交流を行って、本研究をさらに深めるきっかけを得た。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K00621
- 体系的課題番号 : JP20K00621
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
Les actes du CMLF 2022 - 8e Congrès Mondial de Linguistique Française 138 2022年7月4日 査読有り筆頭著者
講演・口頭発表等
1-
8e Congrès Mondial de Linguistique Française (CMLF 2022) 2022年7月6日