2014年4月 - 2017年3月
熱帯産サンゴ・大型海藻を用いた基礎生産者の新たな化学物質リスク評価システムの構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
実験室内でLED照明装置、人工海水等によるサンゴやサボテングサ用の飼育システムを構築した。本システムにより、低濃度のイルガロール 1051およびジウロン(1および10 μg/L)のミドリイシ属のサンゴ等への毒性実験を実施したが、RGB値(R、赤:G、緑:B、青)によるサンゴ等の体色解析、高感度ルミノメーターによる遅延発光の解析ともに、イルガロール 1051の毒性影響がジウロンより強い傾向が認められた。イルガロール 1051では、これらの濃度下で、2週間以内の曝露でサンゴが白化した。また、次世代シーケンス解析により、これらの除草剤曝露によって特異的に発現変動するサンゴの遺伝子群が同定された。
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- 課題番号 : 26281048
- 体系的課題番号 : JP26281048