2008年 - 2010年
超音速流を用いたTEA CO2レーザ装置の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
レーザ出力の増大を目指して超音速流を用いたTEA-CO_2ガスレーザ装置の開発を行い、超音速流に伴う境界層や衝撃波の発生を抑えてレーザ励起放電に適する超音速ノズルおよび流路の開発に成功した。また、超音速流れ発生に伴う断熱膨張によるレーザ媒質の温度降下を積極的に利用したレーザ出力の増大作用について計算および実験により検討した結果、マッハ数2の流れにおいてCO_2分子の凝結による励起放電の劣化を回避できるガス温度133Kの場合、室温の場合の約1.4倍の2.25%/cmの小信号利得係数が得られた。
- ID情報
-
- 課題番号 : 20560149
- 体系的課題番号 : JP20560149