2016年11月15日
漂砂と堆積作用の繋がり-野積海岸の 底質環境変遷に着目して
土木学会論文集B2(海岸工学)
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 72
- 号
- 2
- 開始ページ
- I_787
- 終了ページ
- I_792
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/kaigan.72.I_787
- 出版者・発行元
- 土木学会
外海に面する河口砂浜海岸(野積海岸)の底質環境変遷を把握するために,その基本要素すなわち堆積物の容れもの(基盤),漂砂源及び漂砂営力に係る現地調査と資料解析を行った.砂浜部の地質調査によると,泥岩質海食台が存在し,その上面深度は現汀線際で海面下約10 mである.したがって,大河津分水通水に先立ち,恰好の堆積空間が準備されていたことになる.漂砂営力の指標として,波による地形変化の限界水深を岸沖断面変化(藤井,桐, 1999)から推定すると,概ね9 mになる.大出水時には沖合にまで堆積物が運び込まれることから,砕波帯内外と沖浜(水深30 m~60 m)で柱状コア採取を行い,砂泥成層の実相を検討するとともに,大河津分水通水にともなう沖浜堆積層厚を推定した.
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.2208/kaigan.72.I_787
- CiNii Articles ID : 130005282508