論文

2017年

衛星による木造住宅率と津波浸水深を用いた避難人命リスクの評価 ― 地理・社会モデルの開発と鎌倉海岸への適用 ―

土木学会論文集F6
  • 金子大二郎
  • ,
  • 細山田 得三

73
1
開始ページ
58
終了ページ
70
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/jscejsp.73.58
出版者・発行元
土木学会

南関東地震の震源に近い湘南地域は,家屋倒壊や津波遡上のリスクが高く,首都圏の中でも特に注目地域として減災の抜本的具体策を立案するのが望ましい.その中でも文化観光都市として重要な鎌倉市は,津波遡上に対する避難に当たって住民ばかりでなく土地不案内な観光客が多く,人的損失の回避・軽減を図る必要がある.本研究は,別途に提案中の高規格海岸道路と観光車両の駐車場を埋設しながら広域避難地を内蔵した津波防災松林丘陵が無い場合の現況地形を対象とし,津波避難の人命リスクについて,人口密度,木造住宅率,避難距離,津波浸水深を考慮した地理・社会モデルを開発し,リスクの分布特性を評価した.得られた結果は,防災対策や復興の計画方針に役立てることにより,社会貢献することができる.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscejsp.73.58
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006178024
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscejsp.73.58
  • CiNii Articles ID : 130006178024

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