共同研究・競争的資金等の研究課題

2003年4月 - 2005年3月

聴覚心理物理実験によって生じる疲労・ストレスの生体信号 からの推定について

財団法人豊田理化学研究所  受託研究(一般受託研究)  

資金種別
競争的資金

本研究の目的は、聴覚作業中に生じる疲労・ストレスを計測可能な生体信号から客観的に評価・推定する方法を開発することである。聴覚心理物理実験は人間の高度な脳機能の一部である聴覚信号処理機構を解明するための有力な一手法でもあるが、実験の間に生じる被験者の疲労やストレスが問題になる。現在は実験者の経験や被験者の主観的な申告に基づいて調節されているが、客観的に評価されているとは言い難い。本研究では、この問題を解消し、聴覚心理実験において疲労やストレスの影響を客観的な評価によって確認しながら実験を遂行するための基礎となる。