神奈川県に本社をもつ某運輸系企業において定期健康診断を1997年から9年連続して受診した男性社員1404名の問診データ(喫煙習慣、飲酒習慣、運動習慣、食習慣)を解析した。一元配置分散分析法、クラスタ分析法およびバブル図を用いて各習慣の変容(個人内変動と個人間変動)について検討した。その結果、喫煙習慣は個人内変動、個人間変動とも小さかった。飲酒習慣は個人間変動が大きく、運動習慣は個人内変動が大きかった。食習慣では個人内・個人間とも「甘い飲み物」「洋菓子」「スナック菓子」の摂取を控えようとする変化が認められた。