基本情報

所属
上智大学 理工学部情報理工学科 助教
学位
理学修士(東京大学)
博士(数理科学)(東京大学)

研究者番号
20266076
J-GLOBAL ID
200901082776097483
researchmap会員ID
1000167945

東京大学大学院数理科学に在学中から、上智大学理工学部数学科に赴任以降も、数理物理に関する偏微分方程式の初期値問題について興味を持ち、研究を続けてきた。特に、物性物理に登場する非線形Schroedinger方程式を中心に研究してきたが、最近ではそれと関連して、非線形可積分系にも興味を持っている。

2010-2011年度に、大学院生名(笠島めぐみ)を実質的に指導し、関数空間における力学系についての基礎的論文を学ばせ、修士論文 "Global Properties of the Time Delay Differential Equation Model in Epidemiology"を書かせた。
2013年度の卒業研究で4年生2名を指導し、連続力学系について基礎的なテキスト、論文を読ませ、卒業論文指導を行った。
2014年度の卒業研究で4年生3名を指導し、離散力学系について基礎的なテキスト、論文を読ませ、卒業論文指導を行った。
2011年度の35回横須賀市市民大学の8回講座「数学パズルとその数理」のうち6回の講師を担当。
2012年度の36回横須賀市市民大学の8回講座「数とはなにか、数の構成と性質」の5回の講師を担当。
2012年度の市民大学きたもと学苑オープン講座において、「なぜ分数の足し算は掛け算よりも難しいのか」と題する講演を行った。
2013年度の37回横須賀市市民大学の8回講座「自然数の性質と日常への応用」のうち6回の講師を担当し、初等整数論に関する講演を行った。
2014年度の38回横須賀市市民大学の8回講座「自然科学と社会科学の中の数学」の5回の講師を担当し、天文学と数学に関する講演を行った。

(研究テーマ)
非線形Schrödinger方程式などの、数理物理に関する微分方程式の研究


研究キーワード

  1

経歴

  1

論文

  8

MISC

  1

講演・口頭発表等

  1

所属学協会

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  15

社会貢献活動

  4

その他

  12
  • 2013年4月
    自然科学・社会科学でのモデルの解析やデータ分析を行うために使われる数学は、「科学の基本言語」の役割を果たしている。そのためこの講義では理工系以外の大学生を対象として、大学生にふさわしいレベルで科学を理解するために必要な、数学とその周辺分野に関するさまざまなトピックについて解説する。具体的には、有効数字や概算などに関する話題や、日常的な場面での関数の連続性の必要性、さらに実社会における確率・統計に関する問題など、学生の身近にある問題に関わる数学的トピックを取り上げて解説する。
  • 2011年10月
    理工学部の3,4年次生向けの専門科目である。講義タイトルから想像されるのは、数学科の学生向けの関数解析の初歩的な内容であるが、理工学部改組によって数学科が消滅し、数学を専門に学ぶ学生がほとんど居ないため、具体的な例として一電子原子のSchrodinger方程式を変数分離によって解く問題を扱い、その中で固有値問題の固有関数として現れる直交関数系や、それによる展開の正当性等を説明した。
  • 2007年10月 - 2008年1月
    数学科一年生向けの講義である。高校までで習った数学と、これから大学の数学科で学ぶ内容には大きなギャップがあり、多くの学生がその差に戸惑う事になる。\nその中でも特に難しいが重要な概念である「位相」について、この講義ではユークリッド空間の場合に限定して話を進めた。高校数学流の「数列の収束」を批判的に検証し、いわゆるepsilon-delta論法に慣れさせるために色々な例を取り上げた。
  • 2007年10月 - 2008年1月
    3年生の学生との一対一のセミナーであった。この学生はこの時点で飛び級で名古屋大学大学院への進学が決まっており、それを考慮にいれてテキストを選んだ。具体的にはWalter Rudinの"Real and Complex Analysis"を用いて、通常の講義ではカバーできない測度論の細かい議論や関数解析学について、大学院での研究に支障が出ないように、学生本人が考える時間を十分に取って学ばせた。
  • 2007年4月 - 2007年7月
    数学科3年前期の必修科目で、講義内容は常微分方程式論である。指定したテキスト「微分方程式」(辻岡邦夫著:朝倉書店)に沿って具体的な求積法と一般論について解説したが、テキストに書かれていなかった級数解法についても最後に解説し、その関連で直交多項式にも触れた。\n90分の講義時間のうち、最後の15分程度を利用して、その日の講義内容についての簡単な計算問題を出し、リアクションペーパーに解かせて理解度を見た。
  • 2007年4月 - 2007年7月
    受講生8名の少人数クラスでのゼミ形式の授業である。大学に入ったばかりの新入生が対象であり、大学の数学に慣れていないので、まずレポートや試験答案で相手に理解できる文章を書けるようにするための、論証文の書き方の改善を図った。具体的には、毎回簡単な論証問題をその場で解かせ、答案用紙に書かせて回収して添削、返却した。そして次回に同じ問題を、添削を参考にしてもう一度解かせた。
  • The Cauchy problem for Hartree type SchrÖdinger equations in Hs 1991-1992
  • Large time behavior of solutions for Hartree equation with long range interaction Tokyo Journal of Mathematics vol18-1 p167-177 1995
  • On elliptic-hyperbolic Davey-Stewartson system. 1994
  • The Cauchy problem for Hartree type SchrÖdinger equations in Hs 1991-1992
  • Large time behavior of solutions for Hartree equation with long range interaction Tokyo Journal of Mathematics vol18-1 p167-177 1995
  • On elliptic-hyperbolic Davey-Stewartson system. 1994