2008年4月 - 2011年3月
メタバイオエシックスの構築に向けて——日米バイオエシックス成立過程の研究
文部科学省 基盤研究(B)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 17,420,000円
- (直接経費)
- 13,400,000円
- (間接経費)
- 4,020,000円
- 資金種別
- 競争的資金
米国で誕生し日本に導入されたバイオエシックスの特性を検討した。すなわち、文明論、歴史、メタ科学、経済批判、生権力の視点が稀薄ないしは欠落していることを剔抉し、日本の生命倫理の改革の方向性を検討した。成果は共著『メタバイオエシックスの構築へ——生命倫理を問いなおす』(NTT出版、2010)にまとめた。また、バイオエシックスが導入された1970〜80年代の日本の科学・思想・宗教・政治状況を、文献輪読やオーラルヒストリー調査などを通じて考察した。以上は、国内外の研究にあって初の試みであり、書評やシンポジウムなどで高く評価された。