2001年
水田の代かき後における数種一年生雑草の発生消長と出芽深度(共著)
雑草研究
- ,
- 巻
- 46
- 号
- 1
- 開始ページ
- 5
- 終了ページ
- 12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3719/weed.46.5
- 出版者・発行元
- 日本雑草学会
水田における数種一年生雑草について, 代かき時期別に発生本数, 発生消長および出芽深度を調査した。4月から6月までの期間では, 代かき時期が遅れるほど雑草の発生本数は増加した。ヒメミソハギおよびタマガヤツリは, 6月以降も発生本数は増加したが, コナギ, アゼナ類, ミゾハコベおよびキカシグサは, 7月になって発生本数が減少した。いずれの草種も, 主として出芽深度が土壌表層の5.0mmまでに限られており, 例外的には7.0mmまでの深度からも発生した。タマガヤツリの出芽深度は他の草種よりも深く, 5.0〜7.0mmの土層からも多く発生した。発生本数が多かった6月および7月代かき区では, 3.0mmまでの土壌表層からの発生本数が多かったが, 3.0mmより深い層からの発生本数については, 代かき時期による差異は認められなかった。また, 最大出芽深度も, 代かき時期によって大きく変化しなかった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3719/weed.46.5
- ISSN : 0372-798X
- ISSN : 1882-4757
- CiNii Articles ID : 110003930807
- CiNii Books ID : AN00097258