2015年2月
【抑うつと不安に対する集団認知行動療法】パニック障害の集団認知行動療法
認知療法研究
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- 巻
- 8
- 号
- 1
- 開始ページ
- 3
- 終了ページ
- 13
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本認知療法・認知行動療法学会
名古屋市立大学では2001年にパニック障害の集団認知行動療法(PD-CBT)を開始した。New South Wales大学セントビンセント病院での治療マニュアルを名市大CBT研究会で翻訳して治療を行ってきた。3、4人のグループで全8〜10回セッションで行うが、プログラムの内容は1.疾患教育、2.呼吸コントロール、3.認知再構成、4.段階的曝露、5.身体感覚曝露などである。著者は名市大でPD-CBTセッションを多く実施してきたが、クリニック開業後もグループ治療を提供している。今までの経験から得た治療内容における実践的な内容を記述する。PD-CBTは個々の治療テクニックのスキルを別々に高めてパニック障害患者の症状の改善につなげるものではなく、パニック障害という疾患の理解に基づき全体として機能するということをお伝えしたい。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1883-2296
- 医中誌Web ID : 2015157037