2015年6月
病院に勤務する看護師の転職観の因子構造モデル
日本看護研究学会雑誌
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- 巻
- 38
- 号
- 2
- 開始ページ
- 13
- 終了ページ
- 22
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本看護研究学会
本研究は全国の200床以上の病院に勤務する看護師を対象として,看護師の転職観の因子構造モデルを検証することを目的とした。調査は郵送法による自記式質問紙を用いた調査を実施し,同意の得られた1,733名のうち1,213名の有効回答を分析の対象とした。その結果,探索的因子分析より【自己実現の可能性】13項目,【現職場における労働環境の多忙化】7項目,【仕事と生活の両立の手段】3項目,【経験知喪失への不安】5項目の4因子28項目が抽出された。各因子のCronbachのα係数は.77から.91を示し,高い内的整合性が確認された。確認的因子分析の結果,適合度指標はGFI=.923,AGFI=.908,CFI=.923,RMSEA=.048であり因子構造の妥当性が支持された。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0285-9262