基本情報

所属
新潟大学 自然科学系 情報電子工学系列 教授
(兼任)大学院自然科学研究科 電気情報工学専攻 教授
(兼任)工学部工学科知能情報システムプログラム 教授
学位
博士(工学)(新潟大学)

J-GLOBAL ID
200901036136121343
researchmap会員ID
1000200806

 ネットワーク工学に関連する研究,特に移動体ネットワークの基礎研究を行っています.最近は,主にDTN,エピデミック通信,情報フローティングの研究を行っています.移動体が他の移動体と直接無線通信を行いながら移動することにより,情報を拡散し伝達するのがエピデミック通信です.移動通信インフラを必要としないため,災害時に有効であると言われています.一方で,無秩序な拡散を招く可能性もあり,そこを制御する研究が必要となります.

 情報フローティングは,エピデミック通信において送信を行う場所を制限することで,直接的に無駄な拡散を抑制しつつ,目的の地域に情報を配信する手法です.例えば,災害時における事故情報配信,進入禁止領域情報配信等に応用できます.また,プローブカーシステムを用いた災害時における通行可能経路情報の収集が行われていますが,これはセルラシステムを経由して行われます.同様の情報収集を,セルラシステムを用いずに情報フローティングの仮想蓄積機能により行うことができます.

 情報フローティングのような手法の性能は,移動体の移動に影響されます.一方,上記のように情報フローティングで事故情報配信を行うと,情報を受け取った移動体が事故現場を避けるような形になり,移動体の行動変化が生じます.この行動変化により,情報フローティングの性能に影響します.つまり,情報フローティングによる情報配信により移動体の行動が変わり,その結果情報フローティングも影響を受けることになります.これは,このような移動体ネットワークの面白い特徴です.同様に,通行可能経路情報を情報フローティングで配信する場合も,その情報を元に移動体は通行することになりますから,行動変化が起こり,これにより情報フローティング自体に影響を及ぶことになります.

 このような考え方を更に進めて,ネットワークの性能を高めるために積極的に行動変化を促すことも考えられます.このような移動体のボランティア的な行動変化による移動体ネットワークの性能向上についても研究を進めています.

 その他に,移動通信ネットワークの最適化,性能評価,マルチホップ無線ネットワークの基礎研究(コネクティビティ・通信品質の理論解析等),電気自動車の充電インフラの最適化等の研究を行っています.

 


書籍等出版物

  4

主要な論文

  163

講演・口頭発表等

  322

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  17

主要な社会貢献活動

  11

産業財産権

  2

その他

  19