基本情報

所属
国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 研究マネージャー
学位
博士(人間・環境学)(京都大学)

通称等の別名
研究アスリート
J-GLOBAL ID
200901063023543451
researchmap会員ID
1000200847

我々の研究室では、主にMRIなどのニューロイメージング手法や行動学的アプローチを用いて、人間の感覚・運動機能を理解して、これを改善・向上する研究を行っています。
我々の興味は、人間の身体認知から運動制御や運動学習に至るまでの幅広いトピックスを包括しています。例えば、身体像、身体意識や自己意識の脳内表現、他者理解、運動意図、運動イメージ、運動適応、運動技能、感覚運動連関などが主な研究テーマです。我々は、主にMRI、EEG、TMS、tDCSなどの装置を用いた研究を行っています。脳機能マッピングや脳情報復号化技術などを用いて、人間の感覚情報処理や運動制御・運動学習の脳内メカニズムを脳の機能と構造の両側面から理解し、行動計測による計算論モデルの構築を通して、脳のシステム的理解を図っています。これらの深い理解に基づき、適切な行動介入、神経修飾やニューロフィードバックなどの手法を用いて、人間の感覚・運動機能を効果的に改善・向上させる手法を開発しています。
子供から高齢者、感覚(視覚)障害者からトップアスリートに至るまでを広く研究の対象とし、発達に伴う機能分化、加齢に伴う機能劣化、障害者やスポーツの達人に見られる脳の特殊化や超適応機能などを可視化して、人間の一生を通じて起こる脳のネットワークレベルでの可塑性ルールの解明に挑んでいます。このような研究は、自己の脳の可塑的な適応力を最大限に活かして、子供から高齢者、身体障害者までが広く活躍できる社会を実現するための学術的基盤となります。
我々は、これらの基礎研究の知見がスポーツやリハビリテーショントレーニングなどの実生活現場に、継ぎ目なく移行できるような研究の枠組みを確立することを目指しています。これを実現するため、大阪大学をはじめとする様々な大学や企業との共同研究も積極的に行っています。

学歴

  4

委員歴

  1

論文

  115

MISC

  80

書籍等出版物

  22

講演・口頭発表等

  124

所属学協会

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  17

学術貢献活動

  1

メディア報道

  22

その他

  5
  • 2012年6月 - 2012年6月
  • 2010年6月 - 2010年6月
  • 特技資格 全日本スキー連盟 基礎スキー技能テスト テクニカルプライズ認定(1994) 全日本スキー連盟 基礎スキー準指導員(1994)(2011年度更新) 全日本スキー連盟 基礎スキーC級検定員(1994)(2011年度更新) 全日本スキー連盟 基礎スキー技能テスト クラウンプライズ認定(1996) 全日本スキー連盟 基礎スキー技能テスト テクニカルプライズ認定(2007) 日本職業スキー教師協会 国際スキー技術検定 セミゴールド認定(2010)
  • NTTデータ経営研究所主催 応用脳科学アカデミーアドバンスコース 「脳と認知・身体・行動」 平成21年度より 企業人を対象とした「身体性の脳科学」の講義を担当
  • NTTデータ経営研究所主催 応用脳科学コンソーシアム 応用脳科学R&D研究会 「ニューロウェルネス研究会」 平成23年度より主幹研究者として「脳科学の社会還元」を推進