2013年4月 - 2016年3月
口腔前癌病変と扁平上皮癌の細胞解析による早期診断システムの構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
細胞診断システムの構築を目的に「細胞診の正診性に関する研究」というタイトルで、他施設との共同研究が行われた。423例の細胞診標本について専門医11名で再検鏡した結果、癌細胞の判定において、感度は71.5%、特異度は87.0%であった。また、他の細胞診専門医らとともに、口腔細胞診の診断基準を示すためにガイドラインを作成した。
免疫染色では、内在性レクチンタンパクであるGalectin-1に着目し、液状細胞診標本を用いて細胞診断における有用性について解析した。腫瘍性病変では高い陽性率を示し(79.0%)、感度、特異度、陽性的中率においても、75.0%、75.0%、91.3%と高い値を示した。
免疫染色では、内在性レクチンタンパクであるGalectin-1に着目し、液状細胞診標本を用いて細胞診断における有用性について解析した。腫瘍性病変では高い陽性率を示し(79.0%)、感度、特異度、陽性的中率においても、75.0%、75.0%、91.3%と高い値を示した。
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- ID情報
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- 課題番号 : 25462852
- 体系的課題番号 : JP25462852