2010年5月
オブジェクト指向業務モデリングによる患者移送関連看護業務の検討
ITヘルスケア
- 巻
- 5
- 号
- 1
- 開始ページ
- 94
- 終了ページ
- 95
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- ITヘルスケア学会
本研究はShikiら(2009)により提案されたオブジェクト指向に基づく看護業務分析手法(タイムプロセススタディ)により患者移送に関連する看護業務を可視化し、業務特性を考察するものである。循環器専門治療施設4病棟を対象とした他形式タイムスタディ記録に基づき、患者移送に関連する看護業務について、オブジェクトを抽出し、属性・状態・メソッド(オブジェクト間で交わされるメッセージ)を定義した。さらに患者移送業務に関わるオブジェクトのクラスを定義し、UML(統一モデリング言語)のユースケース図、クラス図、アクティビティ図を描画した。最終的に時間情報をUMLモデリング図に組み込むことにより、業務量及び業務パタンを分析した。本研究により患者移送におけるオブジェクトが抽出され、また業務プロセスが明示化されたのでここに報告する。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1881-4808
- eISSN : 1881-4794
- 医中誌Web ID : 2011138633