MISC

2016年

人工内耳装用児のスポーツに関するアンケート調査.

Otology Japan
  • 片岡祐子
  • ,
  • 菅谷明子
  • ,
  • 假谷伸
  • ,
  • 大道亮太郎
  • ,
  • 前田幸英
  • ,
  • 福島邦博
  • ,
  • 西﨑和則

26
3
開始ページ
134
終了ページ
142
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本耳科学会

小児の健全な心身の育成のためには、人工内耳装用児においてもスポーツ参加は望ましいことであるが、機器の故障やコミュニケーションのしにくさなど問題を抱えている児も少なくない。今回我々は、人工内耳装用児のスポーツ実施状況に関するアンケート調査を実施した。有効回答者76例中スポーツ経験者は53例(69.7%)であり、その73.6%がスポーツ中も人工内耳を装用していた。人工内耳体外機器の故障はほとんどが経験しており、その内容としてはケーブル断線、プロセッサやコイルの故障、サビなどがみられたが、スポーツによるインプラントの故障例はなかった。スポーツ経験者は体外機器の落下、コミュニケーションの困難さ、汗・雨などで濡れるといった不便さを有しており、工夫や注意をすることで対処していた。人工内耳装用児はスポーツ参加において留意は必要であるが、過剰に制限を加える必要はない。医療、療育者として適切な情報提供や指導を心がけたい。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search-tp.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2016&ichushi_jid=J02471&link_issn=&doc_id=20160818170003&doc_link_id=1390845713052890112&url=https%3A%2F%2Fcir.nii.ac.jp%2Fcrid%2F1390845713052890112&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_3.gif
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ID情報
  • ISSN : 0917-2025
  • eISSN : 1884-1457
  • 医中誌Web ID : 2016357310

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