論文

査読有り
1999年

高密度ポリエチレンインフレーションフィルムの構造

高分子論文集
  • 村上昌三
  • ,
  • こうじ谷信三
  • ,
  • 内田哲也
  • ,
  • 島村 薫

56
12
開始ページ
828
終了ページ
831
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.1295/koron.56.828
出版者・発行元
The Society of Polymer Science, Japan

高密度ポリエチレンのインフレーション膜は板状晶 (ラメラ) が成形方向に垂直に積み重なった構造になっている. 走査プローブ顕微鏡位相差モ-ドで観察した結果, 走査型電子顕微鏡で観察されるラメラ状物は約6枚のラメラ (厚さ20nm) の集合体であることが判明した. なぜこのように約6枚のラメラの集合体が基本単位になるかについては, フィルム成形時のせん断力により分子鎖が配向し, 同時に口金との摩擦によって自励振動による周期構造の発生の可能性を提案する.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1295/koron.56.828
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004035339
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00064796390?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.1295/koron.56.828
  • ISSN : 0386-2186
  • CiNii Articles ID : 130004035339

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