2016年4月 - 2019年3月
高性能芳香族高分子中空微粒子のビルトアップ型調製法の開発と用途開拓
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
芳香族溶媒中での脱水重縮合によりポリ(p-フェニレン-5-ヒドロキシイソフタルアミド)(PPHIA)中空微粒子が生成する.この中空微粒子を利用するために,中空微粒子の粒径制御技術と空孔率制御技術を検討した.温度降下及び溶媒とオリゴマーの相溶性を変化させることにより、PPHIA中空微粒子径を0.7~4.3マイクロメーターの範囲で制御できた。また、重合初期における表面固化が起こる際は280℃で行い、その後の重合を320℃で行うことで空孔率が増大することが分かった。ポリ(アミド-イミダゾール)では,表面にくぼみを有した球状微粒子が得られたが,中空微粒子は生成しなかった.
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- 課題番号 : 16H04205
- 体系的課題番号 : JP16H04205