2016年10月
Experimental Investigation of Heat Partition Ratio for the Cutting Tool at a Cutting Speed Ranging from 38 to 6500 m/min
Materials Science Forum
- ,
- 巻
- 874
- 号
- 開始ページ
- 450
- 終了ページ
- 456
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.4028/www.scientific.net/MSF.874.450
- 出版者・発行元
- Trans Tech Publications
切削速度が低速の38m/minから高速の6500m/minまでの切削過程の工具に入る熱分配率の動的変化について検討した.熱分配率の動的変化は,各切削速度において,切削開始から工具-切りくず接触界面の温度が準定常状態に至るまでの温度変化を実測し,別に実施した非定常熱伝導FEM解析で得られる温度波形と実測値が一致するようにして求めた.この結果,熱分配率は,切削開始直後は高く,切りくず流出速度が安定するに従い,指数関数的に減少し,ある値に漸近することが分かった.また,切削が短時間で終了する高速断続切削過程では,工具の熱分配率は,定常切削を仮定した場合よりも高くなることが分かった。
- ID情報
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- DOI : 10.4028/www.scientific.net/MSF.874.450
- ISSN : 1662-9752