2012年4月 - 2015年3月
光吸収層を持つ新規圧電体の開発とレーザ誘起衝撃波・電界パルスによる遺伝子導入
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
レーザ誘起衝撃波(LISW)は光吸収材中を超音速で伝搬する衝撃波である.我々は,この衝撃波から圧電効果により高パルス電界を発生させる素子構造を提案した.この電界パルスは遺伝子導入においてエレクトロポレーションのような効果を与える.本研究ではLISWによる電界パルスの発生条件を明らかにした.また厚さ0.05mmの黒色ターゲットを用いた閉じ込め構造において0.4 J/cm2程度の低いレーザフルエンスでも衝撃波が発生すことを実験的に示した.さらに薄膜黒色ゴムターゲット(厚0.07mm)による衝撃波を用いて細胞種ごとの導入効率を実験的に検証し,導入効率の向上が期待できるレーザ照射条件を明らかにした.
- ID情報
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- 課題番号 : 24560384
- 体系的課題番号 : JP24560384
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論文
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Acoustical Science and Technology 36(2) 155-157 2015年2月1日 査読有り筆頭著者