灘岡 和夫

J-GLOBALへ         更新日: 16/09/29 02:49
 
アバター
研究者氏名
灘岡 和夫
 
ナダオカ カズオ
URL
http://www.cv.titech.ac.jp/~nada-lab/nadalab.html
所属
東京工業大学
部署
環境・社会理工学院
職名
教授
学位
工学博士(東京工業大学)
科研費研究者番号
70164481

プロフィール

研究概要・方針: 危機的状況にある沿岸生態系の保全や防災面を含む多面的機能の再生に基づく持続的地域社会-生態系共存型システムの実現を目指して,沖縄・東南アジア・太平洋島嶼国・紅海のサンゴ礁生態系や東京湾などの内湾,ナイル・メコンなどのメガデルタ域等を対象に,国内外の様々な研究機関と連携し,多彩なアプローチに基づく数多くの研究プロジェクトを推進しています.問題解決志向性の強い研究の遂行と研究成果の社会実装を目指す基本方針から,海岸工学,海洋物理・生物学,地球化学,保全生態学,集団遺伝解析,リモートセンシング・GIS,環境経済学などの広範な研究分野を統合した研究体制と,さらには行政やNPO等とも連携を図った,多分野・多セクター連携型の超学際的スキームによる統合的アプローチの展開に重点を置いています.

学生指導方針: 当研究室では,以上の基本方針のもとに,数多くの競争的外部研究資金を獲得し,それによっていくつかの国内外の多分野連携型プロジェクトを併行して実施しています.それぞれのプロジェクトでは,様々なフィールド調査を実施しており,研究室学生は,それらのプロジェクトへの参加を通じて,様々な分野の共同研究者との交流の機会を得るとともに,フィールドで実現象に触れる形で研究を遂行します.それによって,単なる個別テーマのデスクワーク型研究では得られない様々な刺激・経験を積みながら研究を行うことが出来ます.研究室には,他大学出身者のみならず,留学生や外国人研究員も数多く在籍しており,研究室ゼミは基本的に英語で行っています.また,特に,国際プロジェクトに参加することによって,英語力の向上のみならず,コーディネーション力やコミュニケーション力,マネージメント力の向上を図ることが出来ます.以下に主要な研究テーマと概要を示します.

主な研究テーマ(詳細は研究室HP参照):
1.沿岸域へのグローバル・ローカル複合環境ストレスの包括的評価・予測 
2.サンゴ礁-藻場-干潟-マングローブ等からなる沿岸生態系の複合環境ストレス応答評価・予測のための統合モデル体系の開発と応用
3.社会-生態統合系のレジリエンス強化策への貢献
4.リモートセンシングによる沿岸環境モニタリング技法の開発と応用
5.波と流れ・物質輸送に関する数理モデル開発と数値シミュレーション

経歴

 
1978年
   
 
-:運輸省港湾技術研究所 研究官
 
1983年
   
 
-:東京工業大学 助手
 
1986年
   
 
-:東京工業大学 助教授
 
1994年
   
 
-:東京工業大学 教授
 

学歴

 
 
 - 
1978年
東京工業大学大学院 理工学研究科 土木工学
 
 
 - 
1976年
東京工業大学 工学部 土木工学
 

委員歴

 
2001年
   
 
沿岸環境関連学会連絡協議会  代表兼事務局
 
1993年
 - 
2002年
土木学会  学会誌編集委員会幹事長 、海岸工学委員会委員兼幹事 、海岸工学委員会対外連携小委員会委員長
 
2001年
 - 
2003年
日本サンゴ礁学会  評議委員
 
2002年
 - 
2003年
日本流体力学会  Fluid Dynamics Research 編集委員会委員
 
1997年
 - 
1998年
日本混相流学会  評議員
 

受賞

 
1993年
日本リモートセンシング学会論文賞
 
1995年
土木学会論文賞
 
1995年
手島記念研究論文賞
 
1987年
土木学会論文奨励賞
 

Misc

 
沿岸生態系の保全・再生に向けての統合的調査・研究戦略のあり方―「統合的沿岸生態系保全再生学」の必要性―
灘岡和夫
月刊海洋   37(2) 87-88   2005年
広域統合システムにおけるサンゴ礁生態系―その保全・回復に向けての諸課題―
灘岡和夫
月刊海洋   37(2) 169-175   2005年
長期観測連続データに基づく農地流域からのサンゴ礁への赤土流出特性の解析
灘岡和夫 山本高大.EnricoC.Paringit
海岸工学論文集   52(2) 1096-1100   2005年
石垣島吹通川河口域のサンゴ礁―藻場―干潟―マングローブ連成系における水理及び温熱環境特性
田村仁 灘岡和夫
海岸工学論文集   52(2) 1016-1020   2005年
沖縄・石西礁湖自然再生計画立案のための熱・物質輸送数値シミュレーション
田村仁 灘岡和夫 鈴木庸壱 宮澤泰正 三井順
海岸工学論文集   52(2) 1161-1165   2005年

書籍等出版物

 
新・数理工学ライブラリ,情報工学 別巻1,情報理工学のすすめ「環境保全・再生のためのモニタリングとシミュレーション」
数理工学社   2005年   
Remote sensing of coral reefs in Japan
Data book of Coral Reefs in Japan, Ed. Ministry of the Environment and JCRS   2004年   
サンゴ礁のリモートセンシング
日本のサンゴ礁,環境省・日本サンゴ礁学会編   2004年   
沿岸の環境圏
フジテクノシステム,第2編,第4章 第2節   1999年   
環境圏の新しい海岸工学(分担)
フジテクノシステム   1999年   

講演・口頭発表等

 
Numerical simulation of current and thermal transport in a fringing-type coral reef
Asian and Pacific Coasts 2005   2005年   
Hydraulic resistance of laver aquaculture facilities and its influence on tidal currents and SPM transport in the head of Ariake Bay
The 8th International Conference on Cohesive Sediment Transport   2005年   
Coastal ecosystems response to climate change and human impact in the Asia-Pacific region (CERCCHI project)
The 5th Science council of Asia(SCA)conference   2005年   
Connectivity and impact assessment of land use/cover and benthic cover change by advance remote sensing analysis
The 9th international symposium on physical measurements and signatures in remote sensing   2005年   
Long-term collaborative monitoring of hydrodynamics and water quality in West Bay, Laguna Lake and related activities
The workshop on progress in environmental system studies for tropical and subtropical regions -JSPS core university program on environmental engineering-   2005年   

競争的資金等の研究課題

 
沿岸域の環境水理に関する実態解明と数値モデル開発
沿岸域の統合型環境解析と空間デザイン
衛星リモートセンシングによる環境モニタリング