共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2019年3月

冷戦期における声の文化としてのアメリカのラジオ

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26380708
体系的課題番号
JP26380708
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

本研究の目的は、アメリカの国際放送VOA(Voice of America)と駐留米軍のFEN(Far East Network、1997年にAFNと改称)の2つのラジオ放送が、冷戦期の日本における「アメリカニゼーション」に果たした役割を実証的に解明することにある。1950年代には「短波マニア」が海外放送の受信を行うようになり、1970年代初頭にはBCLブームも巻き起こった。他方、FENについては、口語の英語や最新のアメリカ音楽に触れるために聞くものが増加していった。どちらも本来の意図とは違った受容がなされていた点が共通する特徴であり、これらが相まってラジオという音文化を形成していった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26380708/26380708seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26380708
ID情報
  • 課題番号 : 26380708
  • 体系的課題番号 : JP26380708