共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

運動指導力向上のための模倣実習の授業開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

配分額
(総額)
2,600,000円
(直接経費)
1,820,000円
(間接経費)
780,000円
資金種別
競争的資金

人間は、走る、跳ぶ、投げる、捕るといったスポーツ運動系の基本形態とそれらの組合せを、小学校入学前に身に付けると言われている。しかも、これらの運動は、子ども本人が、学ぼう、学習したという自覚のないまま習得される。ところで、現代の子どもたちに関しては、「三つの間」と称される、時間・空間・仲間が少なく、日常生活のなかにあった運動学習の機会は失われている。そうかといって、大人である指導者が教えようとしても、指導者自身は子どものころ、たとえばどのように走ることを学んだか覚えておらず、子どもを指導することは難しい。
そこで本研究では、子どもの動き方を感覚的にとらえ、指導すべき中核的問題を抽出する能力を育成するために、体育教員養成の授業に「模倣」という新たな実習内容を導入し、その有効性について検証する。