1997年
麻酔器に組み込む人工心肺装置の開発
人工臓器
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- 巻
- 26
- 号
- 1
- 開始ページ
- 27
- 終了ページ
- 30
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11392/jsao1972.26.27
- 出版者・発行元
- JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
ベーンポンプを用い人工心肺装置を小型化し、麻酔器に組み込む卓上型の人工心肺装置を試作した。ベーンポンプはシリコンの軟質ベーン6枚を装着した円盤状のポリカーボネート製のローターとアクリル樹脂のハウジングからなる。軟質ベーンは血液の流入・流出部ではハウジングの厚さが小さくなる構造のためにハウジングに押しつぶされて撓むことで流入口から徐々に容積が増大し、ローターの回転により血液が吸引され、逆に流出口に向かっては容積減少し、血液が駆出される。この方法で0.1~20l/分でも安定した送血が可能で、流入側から空気が入っても確実に送り出せることから、吸引ポンプとしても使用可能である。駆動には繁用のDC100Vモーターを使用した。このポンプを送血・脱血・吸引に使用した。麻酔器に組み込むことの他に携帯型人工心肺装置としての応用も企図している。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11392/jsao1972.26.27
- ISSN : 0300-0818
- ISSN : 1883-6097
- CiNii Articles ID : 10005939913
- CiNii Books ID : AN00120167