論文

2015年9月

描画によるアイデア生成課題における明示的教示の効果

日本心理学会第79回大会発表論文集
  • 田中 吉史

開始ページ
874
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
出版者・発行元
日本心理学会

拡散的思考課題の成績を向上させる方法の一つとして,「より斬新なアイデアを産出せよ」といった明示的な教示が検討されている。しかし先行研究には,明示的な教示の効果の可能性を支持する報告と支持しない報告とがある。本研究では、利用可能な部品を先行研究(吉田他,2005)の2倍である100個に増やして実験参加者に呈示して、架空の生物を想像して描かせる描画課題を用いて、「意外性のある部品を組み合わせる」よう促す教示の効果を検討した。その結果、この教示を受けた参加者はより新奇性の高い生物を描画しており、教示の効果が確認された。

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