2019年9月
マインドワンダリング傾向と並行課題が創造的思考に与える影響
2019年度日本認知科学会第36回大会発表論文集
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- 開始ページ
- 860
- 終了ページ
- 862
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 出版者・発行元
- 日本認知科学会
近年、創造的思考に対してマインドワンダリング(MW)が与える影響について関心が持たれている。本研究では創造的思考課題の一種であるUnusual Use Test(UUT)に対して、実験参加者のMW傾向と、UUTと同時に実行する副課題が与える影響について検討した。MW傾向についてはMWQ(マインドワンダリング傾向尺度)とDDFS(白昼夢傾向尺度)を用いて測定した。実験の結果、両尺度の合計点で参加者を上下2群に分けると、MW傾向の高い参加者は柔軟性の得点が高かった。尺度別にみると、DDFSの得点が高いほど流暢性と柔軟性が向上する傾向が見られたが、副課題の効果は見られなかった。