2008年 - 2011年
カメムシの光周性と休眠を支配する中枢機構
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
ホソヘリカメムシでは、概日時計遺伝子period、cycle、哺乳類型cryptochrome、Clockから構成される概日時計が光周性に必須であることが明らかになった。また、視葉の色素拡散因子免疫陽性ニューロンが光周性に関与することも示唆された。チャバネアオカメムシでは、脳間部、脳側方部を含む脳領域が幼若ホルモン合成を抑制することで休眠の制御にかかわることが証明され、血リンパ中から幼若ホルモン分子を検出する方法として、高速液体クロマトグラフィーとマススペクトルの組み合わせによる分析法を確立した。
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- 課題番号 : 20380038
- 体系的課題番号 : JP20380038