基本情報

所属
浜松医科大学 医学部 医学科 総合人間科学講座(物理学) 教授
学位
博士(理学)(東京理科大学理学研究科物理学専攻)
(BLANK)(Tokyo University of Science)

J-GLOBAL ID
200901046093923977
researchmap会員ID
1000208851

外部リンク

大学院修士課程を修了後,民間企業に就職し,企業の研究所に勤めましたが,退職して博士後期課程に入学しました。平成元年(1988年)のことです。平成4年(1991年)に博士号取得し,その後,合計4年間,理化学研究所国際フロンティア研究システム,続いて,米国テキサス州立ヒューストン大学化学科で博士研究員として研究に取り組みました。滞米中に桐蔭横浜大学工学部の専任教員のポジションのオファーがあり,1996年に帰国し,横浜市北部(青葉区)の同大キャンパスで,材料工学科・専任講師として研究キャリアをスタートしました。同大では,共同研究者(教員,研究員,スタッフ,大学院生,学部学生)にも恵まれ,充実した研究生活を送ることができました。また,野球部,水泳サークル,水泳部の顧問・部長も務め,これらを通しての学生との交流も懐かしい思い出です。

これまで,一貫して,分子薄膜の構造と物性に関する研究に取り組んでいます。その中でも,主に水面の単分子層を固体基板に積み重ねていくラングミュア・ブロジェット(LB)法に取り組んできており,LB法でないと実現できない機能,そして,炭化水素鎖が存在する利点と欠点の両者を常に考えながら研究を行っています。

2017年5月に桐蔭横浜大学を退職し,浜松医科大学医学部医学科総合人間科学講座(物理学)に着任し,物理学を中心とする基礎教育と研究に取り組むことになりました。実は,21年間お世話になった桐蔭横浜大時代の後半には,LB法・LB膜の利点を積極的に活かせる分野は,生命科学・医学と物理学の境界領域ではないか,と考え始めていたところでした。そんな折,思いがけず,浜松医科大学に奉職することになりました。これも何かの御縁かと思っています。これからは,研究面では,(1)LB膜に広域的超伝導を実現するための研究,(2)ナノダイヤモンド粒子の生命科学・医学への応用を志向する基礎研究,(3)バイオセンサーに関する研究,に取り組んで成果を挙げたいと考えています。また,教育面でも,物理学の基礎教育を通して,将来,医師・医学研究者としての活躍が期待される学生が,科学的なものの見方・考え方を身につける手助けをしたいと考えています。

学歴

  7

論文

  99

MISC

  51

書籍等出版物

  5
  • Yasuhiro F. Miura, Keiichi Ikegami (担当:分担執筆, 範囲:Chapter 14: J-AGGREGATES IN THE LANGMUIR AND LANGMUIR-BLODGETT FILMS OF MEROCYANINE DYES)
    World Scientific 2012年3月
  • 三浦 康弘 (担当:分担執筆, 範囲:第3編 応用編、第4章 有機材料の設計・作製および評価、第1節 有機分子・超薄膜の設計・作製、第1項 LB膜の作製(pp. 1138-1140))
    エヌ・ティー・エス 2004年6月 (ISBN: 4860430514)
  • 杉 道夫, 三浦 康弘 (担当:分担執筆, 範囲:第11章ミクロの分子構造・高次構造制御 第1節 LB法(pp. 364-373))
    エヌ・ティー・エス 2004年2月 (ISBN: 4860430441)
  • 三浦 康弘 (担当:分担執筆, 範囲:Lagmuir-Blodgett膜,π―A曲線,極限面積など,17の見出し語)
    丸善 2004年
  • 三浦 康弘 (担当:分担執筆, 範囲:13章 有機分子・バイオエレクトロニクス 2節1項(a) Langmuir-Blodgett 法)
    丸善 2002年4月 (ISBN: 9784621049556)

講演・口頭発表等

  218

共同研究・競争的資金等の研究課題

  13

社会貢献活動

  10

メディア報道

  4