MISC

1995年

小型イカ釣り漁船の集魚灯使用時における機関の燃料消費特性(共著)

水産工学
  • 酒井 久治
  • ,
  • 坂本 牧夫
  • ,
  • 坂下 武志

32
2
開始ページ
105
終了ページ
110
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.18903/fisheng.32.2_105
出版者・発行元
日本水産工学会

小型イカ釣り漁業は、日本の沿岸および近海域を主漁場とする30トン以下の小型船で構成される。同船は小型漁船でありながら、集魚灯に供給される電力は非常に大きく、数十から数百キロワットに達している。それゆえ、集魚灯用発電機を駆動する主機関は、港から漁場までの往復航だけでなく、集魚灯を点灯する操業時にも高負荷になり、高燃料消費型の漁船漁業を形成している。更に、近年は集魚灯の高性能化や他船間との設備競争の激化が燃料経費を増大させ、漁業経営の圧迫に拍車をかける結果となった。一方、これらの現状を打開し、経営収支を改善するために、全国的な規模で集魚灯の消費電力を規制しようとする意見がある。この規制は電力負荷を直接的に軽減させ、主機関の燃料消費量を節減させることが可能になるため、漁業経営を安定させる重要な対策と考えられる。仮にこの規制が実施されると、過剰設備を有する漁船は集魚灯を減灯しなければならない。このとき、減灯後の電力負荷を既存の発電機で給電する方法と、最適な発電機に換装し給電する方法などが考えられる。漁業者は、経済性の高い方法を選択するため、換装後の燃料消費量の推定が必要不可欠になる。これに関連して、発電に必要な燃料消費量が事前に推定できれば、集魚灯の減灯効果や、主機関および発電機の更新に伴う減価償却の把握が可能になり、漁業経営の安定に寄与するものと推察される。本報告は、このような背景と問題点に着目して小型イカ釣り漁船における集魚灯点灯時の発電モデルを構築し、同モデルの実証試験や本モデルによる集魚灯減灯時の経済性を検討した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.18903/fisheng.32.2_105
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10008438634
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10278554
URL
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010660344 本文へのリンクあり
ID情報
  • DOI : 10.18903/fisheng.32.2_105
  • ISSN : 0916-7617
  • CiNii Articles ID : 10008438634
  • CiNii Books ID : AN10278554

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