ウルリケ・ネンシュティール

J-GLOBALへ         更新日: 18/02/17 02:53
 
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研究者氏名
ウルリケ・ネンシュティール
所属
北星学園大学
部署
社会福祉学部福祉計画学科
職名
教授

経歴

 
1996年4月
 - 
1999年3月
北星学園大学社会福祉学部 福祉計画学科 専任講師
 
1999年4月
 - 
2005年3月
北星学園大学社会福祉学部 福祉計画学科 助教授
 
2000年4月
 - 
2005年3月
北星学園大学大学院 社会福祉学研究科 助教授/併任
 
2005年4月
 - 
現在
北星学園大学社会福祉学部 福祉計画学科 教授
 
2005年4月
 - 
現在
北星学園大学大学院 社会福祉学研究科 教授/併任
 

学歴

 
1989年4月
 - 
1992年3月
立教大学大学院 社会学研究科 応用社会学専攻
 
1992年4月
 - 
1996年1月
独国 ボン大学大学院 哲学研究科 日本学専攻
 

受賞

 
 
タマキ賞受賞 論文「Wogegen kommen sie nicht an?」(『Asiatische Studien (Etudes Asiatique) LXVIII
 

論文

 
日本メンタリティー?日本の社会文化的構成と学校教育
Kohler, Britta
教育学   12(3) 36-40   2012年3月   [査読有り]
東日本大震災の直後、被害とともに、被災者の態度が欧米のマスコミで大きく注目された。なぜ日本人は、こんなに落ちついて反応できるのかという驚きをきかっけに、この様な態度を育てる場所として日本の基礎教育機関を、ドイツの視野から検討した。そこでは特に小さい時から日常生活のルーティンに大きなウェイトを置く教育訓練と共同の活動の重要性が目立っている。また、小学校の先生が知識を与えるだけではなく、生活全体についての指導者の役割を演じていることが高く評価できる。日本では、やさしい援助によって子供たちを共同...
社会的不平等と終日学校の日独比較
B. Kohler
小学校      2013年3月   [査読有り]
ドイツでは、15年前まで半日で学校が終わるのは殆ど当たり前だったが、近年、いわゆる「終日の学校」が急速に増やされた。それを勧める最も重要な理由として社会的不平等を訂正する必要が述べられている。だが、その二つのことの関連を裏付ける証拠は曖昧であり、「終日の学校」は本当に社会的不平等を訂正するかどうかは非常に疑わしいという実情は否定しにくい。
それに比べて、義務教育が導入されてからずっと「終日の学校」しか知らない日本の学校教育はより平等だろうか。また、日本で導入、そして排除された「ゆとり教育」...

Misc

 
社会科学のための技法としての参与観察法とその実践
松平誠、K.-Ulrike Nennstiel
応用社会学研究   21-47   1988年12月
この論文では、ドイツの研究や様々な社会調査の経験を基に、参与観察の方法論を論じた。特に参与観察者の被観察者との感情的・無意識的な相互関係を指摘し、それを論理的、そして具体的にコントロールする方法を考慮し、またより一般的に「客観性」の意味・重要性・限界を考察した。
(掲載部分)p21~p47
(担当部分)p32~p47
日本の漁村における仕事と人間関係
修士論文      1989年3月
日本の漁村を対象にフィールド・ワークや調査を行なった。千葉県の鴨川市で3か月間、漁師の家(4軒を交互)に住み込みながら彼らの仕事や日常生活に関する調査を実行した。また、比較のために佐渡島(新潟県佐渡郡小木町)の漁村でも3週間泊まりながら調査を行なった。いずれの場合でも一緒に生活をしながら、漁法や漁師の生活について自然に多くの知識を得たり、理解できないことについて尋ねたりすることができた。彼らの社会的な繋がりや個人的な背景について、特に泊まった家の夫婦から普通のインタビューなどでは、なかなか...
Wer gilt in A. als ein “Fischer"?-Ein Beitrag zur Lebens-und Arbeitsweise japanischer Fischer- 〔邦題:A市における「漁師」とは誰か-日本の漁師の生活・仕事様式について-〕
立教大学経済学研究会   44(3) 155-171   1991年1月
漁業権は、法律的に決定されているが、その決まりが実際に何を意味するのかは、漁業関係者以外ほとんどの人々には、想像つかないだろう。特に、ほぼ毎日漁に出て、魚を捕る多くの人々は「漁師」ではないことと、他方、「漁師」のうち日常的に事務的な仕事をし、魚をとったことが無い人もいる(これは形式上は法律違反となる)ことは、社会調査によって初めて明らかになる。
テュービンゲン大学における『経験的文化科学』をめぐって
応用社会学研究   55-69   1991年3月
社会調査を中心とするドイツの民俗学の一種である「経験的文化科学」の歴史的由来とその内容(特に今日の代表者、テュービンゲン大学バウシンガー教授を中心とする理論)を紹介し、さらにその理論 - 例えば「アイデンティティー」論 - が日本の現実の中のどういったものを説明できるのか論じた。
Widerstands-los in Japan? 〔邦題:日本には反対運動がないか?〕
博士論文      1995年10月
日本では、どんな条件があれば、反対運動が行なわれているかということを、高知市(高知県)から幌延町(北海道)まで数多くの環境問題をテーマにして社会調査によって調べた。調査方法とデータ分析に使用される様々理論の問題点を反省し、比較しながら各々のアプローチの長所や短所を論じた。また、本論文は理論的な部分と経験的な部分から成り立っており、欧米で展開された経験的調査方法や理論が日本に限定なしで当てはまるかどうかを理論的に論じると同時に、他方、具体的に三種類の調査方法が実行されている。その一つは、「参...

書籍等出版物

 
Beiträge zur Japanologie. Zg. Japan von Aids bis Zen 〔邦題:日本学への貢献AIDSから禅まで〕
E.Bachmayer、W.Herbert、S.Linhart、K.-Ulrike Nennstiel (担当:共著)
Institut für Japanologie der Universitaet Wien   1990年   
本書において、「Groupishness im Fischerdorf ? (漁村の集団主義?)」を執筆。この論文では、特に千葉県と新潟県の佐渡島で行なわれた参加観察や聞き取り調査を基に、日本の「集団主義」は必ずしも集団「至上」主義ではなく、例えば日本の漁師の世界には多くの「個人主義的要素」があることを論じた。
〔554p〕
(担当部分)p526~p541
(編集者)E.Bachmayer、W.Herbert、S.Linhart
生活学 第16冊 (1991)
福沢勝男、中西慶全、荒田有、山崎古都子、中野みち代、松平誠、田中まさ子、谷田沢典子、時岡晴美、上玉啓子、一棟宏子、塩谷寿翁、K.-Ulrike Nennstiel (担当:共著)
ドメス出版   1991年3月   
本書において、「日本の『集団』に関する漁村での観察」を担当。この論文は、ある漁村での住み込み調査に基づいている。著者は3か月半にわたり日本の漁師と一緒に生活しながら、「参与観察」という社会科学的調査方法を用い、多量のデータを集めた。その中から、四つの例を選び、いわゆる「日本的集団主義」を具体的な現実と突き合わせた結果、この「集団主義論」の妥当性を疑うようになった。
〔246p〕
Asiatische Studien (Etudes Asiatique) LXVIII 〔邦題:アジア研究〕
K.-Ulrike Nennstiel、Tsushima Yúko、Hilaria Gössmann他、多数につき列記省略 (担当:共著)
Peter Lang Verlag   1994年1月   
本書において、「Bürgerbewegungen in Japan-‘tsukurareta min‘i’ oder Wogegen kommen sie nicht an ? (日本の住民運動の無力性について)」を執筆。この「何に敗北するか」というタイトルのもとで書かれた論文では、文献で書かれたデータが中心的な材料となっており、著者自身の調査データが、それらを補ったり、分析や解釈を確かめる証拠などとして利用されている。様々な住民運動(九州志布志湾、下北半島など)を例にして住民運動の意味・...
宮古市史民族編上・下
宮家準、鈴木正崇、須藤護、森本孝、田口洋美、鈴木清、神野善治、山内長右衛門、白川琢磨、神田より子、高梨一美、由谷裕哉、中西裕二、岡田あおい、福島哲夫、高橋晋一、大矢根淳、七尾由起子、李国慶、K.-Ulrike Nennstiel、石橋邦哉、鈴木裕之、向井田秀一、他、多数につき列記省略 (担当:共著)
宮古市教育委員会   1994年3月   
この宮古市史を作るに際して、著者は慶應義塾大学の文化人類学者のグループと共に、3年間続けて宮古市でフィールドワークを行なった。著者は漁業に関する部分を担当し、宮古市に属する漁村を歩き回り、聞き取り調査を行なった。これを基に、宮古市漁業協同組合の概要や漁業権の問題及び重茂地区漁業の婦人部、青年部の歴史と活動と叙述した。著者は、第1章第1節「漁業協同組合」と論考編「重茂漁業の婦人部と青年部」を執筆した。
上巻〔764p〕下巻〔977p〕
(担当部分)上巻p27~p35、下巻p843~p859
Diversity, Change, Fluidity : Perspectives on Japan Perceiving Itself 〔邦題:多様性、変動性、流動性:日本を日本の目でみる〕
(編著者)P.Ackermann、E.Schulz、K.-Ulrike Nennstiel、他、多数につき列記省略 (担当:共著)
Peter Lang Verlag   1997年11月   
本書において、 「Citizens' Movements in Japan (日本の市民運動)」を執筆。市民・住民運動は、各々の時代の最も緊急な問題に関わるものなので、それに対応して常に変わり続けるものと考えられる。運動の対象、目的、手段や戦略、また、影響力や効率性が日本の戦後史の中でどういう風に変わってきたかを、多くの具体例によって明らかにした。
〔527p〕
(担当部分)p271~p291

講演・口頭発表等

 
フィールド・ワークの問題について
日本民族学会   1988年11月   
日本漁村でのフィールド・ワークの経験をもとに、フィールド・ワークのふくむ方法論的問題について述べた。
日本の集団主義について
Deutschsprachiger Japanologentag(Wien)   1990年9月   
日本でのフィールド・ワークと文献研究の経験から、欧米では日本の「集団主義」があまりに単純に論じられていることがわかったので、それを具体的に述べた。
〔独語での発表〕
【研究発表】テュービンゲン大学の経験的文化科学について
立教大学社会学部   1990年10月   
テュービンゲン大学バウシンガー教授を中心とする「経験的文化科学」の内容とその現代的意義を述べた。〔日本語での発表〕
Illegal Fishery in Japan
European Association of Japanese Studies (Berlin)   1991年10月   
全国の漁村で多くの漁師が密漁の問題で悩んでいる。だが、新聞記事などによって明らかになることと、参与観察や個別面接調査という社会科学的な調査方法を使用して明らかになる現実とはかなり大きな差異が存在する。発表者は北海道の漁村で細かい調査を行ない、密漁問題の事情や社会的・構造的背景を考察した。
〔英語での発表〕
漁法と人間関係
日本民族学会   1991年10月   
日本漁村(千葉県鴨川市と佐渡島小木町)でのフィールド・ワークを通して得たデータを基にして、使用された漁法とこれらを使用する漁師たちの人間関係との関連を調べた。そして普遍的な関係と、具体的な調査を行なわなければ理解できない個別的な関係を明らかにした。
〔日本語での発表〕

Works

 
慣れ親しんだ異郷? 海外にいるドイツの学者二人への質問
その他   2011年2月
ドイツの高等教育者の連合会誌の編集者から、「研究及び教育するために外国に行く学者にとって『故郷』又は『異郷』とは、何を意味するのか?」と言うテーマで、以下の四点を中心に原稿が依頼された。①日本に行く時の期待、②異郷での感じ方、③異郷での故郷の見方、④「故郷」とは何か。内容は、ある程度個人的な経験も含まれているが、文化・社会科学者の観点からの分析結果をまとめた。
【連携プロジェクト】次代の親づくり教育-少子化問題の捉え方
その他   2006年10月
1.少子化の現状を国際比較及び日本の歴史的背景の上で紹介する。2.少子化の「問題点」や弊害の社会的側面、経済的側面、政治的側面などを述べる。3.少子化に関して、学者の中心的な論点として①「少子化は構わない」、②「少子化は男女平等を中心とした政策によって止めるべき」、③「政府の政策では、足りない」、④「政府の政策は、余り有効ではない』、等の立場を解説する。最後に家族社会学者として気になる問題点を指摘した。
【論文集の編集】社会福祉とジェンダ ー 第38回北星学園大学社会福祉夏季セミナーを基にして
その他   2006年3月
「社会福祉とジェンダー」をテーマとした「第38回北星学園大学社会福祉夏季セミナー」の報告を基に、多くの報告者が自分の報告内容を論文にまとめたもの。私はそれらを一つの論文集として完成させるために必要な調整などの作業を行い、各報告者の立場及び個人的なスタイルを守りながら、統一した、学問的な基準を満たした論文集を編集する様に努めた。
【調査報告】家族経営協定の家族モデルの転換に関する社会学的研究
杉岡直人、K. - Ulrike Nennstiel   その他   2001年3月
本報告書において、“独の農地移譲”を執筆。著者自身が行った面接調査、文献、及び他人の行った調査資料を基にして、独で農家の持ち主の存命中に行われている遺産の移譲に関する研究報告。独においては、遺産の移譲及び農家の後継者に関する伝統や考え方が地方によって異なっている。だが、1960年代以降、後継者の問題が生じており、戦後、農地の経営や相続を可能にするために実物分割を押さえる法律が実行された。
(担当部分)共同研究につき本人担当部分抽出不可能
【翻訳】住谷一彦「カール・マルクスとマックス・ウェーバー」『Max Weber und Karl Marx』
その他   2000年4月
カール・マルクスとマックス・ウェーバーの理論が並べられて、日本でどういう風に受けられてきたかが、論文の前半で扱われている。後半では、特にマックス・ウェーバーの宗教社会学に基づいて、日本の宗教が解釈されている。