1)クラウンとブリッジの総数は1,019個で,クラウンが826個,ブリッジが193個であった. 2)クラウンにおいて最も多いのは全部鋳造冠の421個で,次いで,レジン前装鋳造冠の196個,陶材焼付鋳造冠の131個. 3)クラウンは前歯部ではレジン前装鋳造冠と陶材焼付鋳造冠,小臼歯部では全部鋳造冠と陶材焼付鋳造冠,大臼歯部では全部鋳造冠が大部分を占めた. 4)ブリッジは臼歯部に61.1%,前歯部から臼歯部にわたる部位に23.8%,前歯部に15.0%装着されていた. 5)ブリッジは前歯部,臼歯部,前歯部から臼歯部にわたる部位,いずれも1歯欠損2本支台歯が最も多かった. 6)クラウンにおける保険診療は73.2%であり,ブリッジにおいては73.6%であった. 7)クラウンの支台歯における無髄歯は83.7%,インプラント支台は6.4%,ブリッジにおいては無髄歯が74.4%,インプラント支台が0.6%であった