2015年4月 - 2018年3月
台湾政治体制移行期の民主進歩党:「改革型」民主化とナショナリズムの相克
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
3年間の研究活動で、6名の聞き取り調査、5回のワークショップ、10回のミーティング、そして関連資料の収集・整理を行なった。その結果、台湾の民主化のプロセスの中で民主進歩党が果たした役割について改めて確認するとともに,同党が台湾ナショナリズム政党として成長したことにより、台湾の内政はアイデンティティをめぐる対立が恒常化し、民主主義の制度設計が不備なまま不安定な構造を内包した政党政治になった、という仮説の有効性が確認された。
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- 課題番号 : 15H03316
- 体系的番号 : JP15H03316