2012年4月 - 2015年3月
多元化するアイデンティティと「多文化社会・日本」の構想
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
理論的文献やエスニック・マイノリティ当事者によるメディア発信を検討する中で、「日本人と外国人」という二項対立を乗り越え、構造的力関係を考慮しつつ多元的な帰属意識のあり方を理解する鍵概念としての「交錯」の重要性を認識した。韓国・台湾の研究者との2回の国際研究会でも、マジョリティの同質性を強調する支配的な言説がマイノリティの周縁化とつながっていることが共通主要課題の一つであることがわかった。聞き取り調査、フィールドワーク、メディア表象分析を通して、日本社会における「人種」、エスニシティ、国籍、ジェンダー、階級などが交錯する複雑な構造的力関係と多元的かつ混淆的な帰属意識を考察した
- ID情報
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- 課題番号 : 24530657
- 体系的課題番号 : JP24530657
この研究課題の成果一覧
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講演・口頭発表等
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International Conference on New Frontiers in Japanese Studies 2018年9月18日 招待有り