近年,現実世界を忠実に再現できる映像・音声が多くの場面で活用されている.しかし,会議議事録では映像・音声の利用は閲覧するのに時間がかかり利用が進んでいない.そこで,会議の様子を映像・音声で蓄積し,それらを閲覧者希望の時間に要約し再生をおこなうシステムを提案し,実装をおこなった.要約に必要となる情報は会議参加者の1人が入力をおこなう.入力情報には重要度があり,それを利用して要約をおこなう.さらに,会議では「議題提示」,「議論」,「結論」という状態遷移をするが,閲覧時には「議論」の前に「結論」を移動させた.これにより,「議題提示」,「結論」の時点で,「議論」の内容を頭の中で補完できる場合があるため,その場合に「議論」をカットできる.