1993年6月15日
マルチメディア環境におけるメッセージ通信系を融合したストアードパケット通信方式
情報処理学会論文誌
- ,
- 巻
- 34
- 号
- 6
- 開始ページ
- 1218
- 終了ページ
- 1226
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人情報処理学会
音声や画像情報等を含むマルチメディア環境での通信方式としては高速かつ大容量のパケット通信方式の実現が重要となる。本論文では、このような高性能のパケット通信方式の実現を容易にし、かつ、既存通信システムから該方式への移行を漸近的に行わせる方式として、マルチメディア情報のリアルタイム性、ダイアログ性の観点に着目し、メッセージ通信系とパケット通信系を融合したストアードパケット通信方式を提案する。新しい通信方式では動画像転送や音声メール等の時間順序保存が必要であるが、実時間転送を必要としない非ダイアログ形式のマルチメディア情報は着信者優先通信方式と親和性があることを示す。さらにメッセージ通信系のトラヒック特性をメッセージが系内に滞留する時間特性を考慮に入れ、シミュレーション評価した。その結果、帯域多元呼よりも、系内に滞留する時間多元呼の分布要因のほうが、システムの性能に大きな影響を及ぽすこと、また時間多元呼にも端数出線効果が見られること等を含めて報告する。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110002722492
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00116647
- URL
- http://id.nii.ac.jp/1001/00014436/
- ID情報
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- ISSN : 1882-7764
- CiNii Articles ID : 110002722492
- CiNii Books ID : AN00116647