2011年4月 - 2015年3月
擬微分作用素と幾何解析
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)
- 課題番号
- 23340033
- 体系的課題番号
- JP23340033
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 18,200,000円
- (直接経費)
- 14,000,000円
- (間接経費)
- 4,200,000円
- 資金種別
- 競争的資金
2-4階の分散型写像流の初期値問題の解法(解の存在定理)について考察し、定義域の多様体や標的多様体の幾何学設定を線型偏微分方程式論の観点からほぼ限界まで緩和した状況下での初期値問題の解の存在定理をほぼ完成することができた。例えば、2階の方程式であるシュレーディンガー写像の方程式については、定義域が一般の閉リーマン多様体で標的多様体がコンパクトな概エルミート多様体であるという設定の元で、初期値問題の解の存在定理を確立した。これは、方程式が意味をなす範囲においては幾何学的に一切の制約がない場合でも肯定的な結果が得られることを意味しており、従来の制約下での研究から著しく進歩したことになる。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23340033
- 体系的課題番号 : JP23340033