基本情報

所属
山口大学 教授
学位
博士(工学)(九州大学)

研究者番号
70293892
J-GLOBAL ID
200901089781444757
researchmap会員ID
1000221126

委員歴

  1

論文

  50

MISC

  85

書籍等出版物

  12

講演・口頭発表等

  85

共同研究・競争的資金等の研究課題

  20

その他

  2
  • 1.本年度は,以下の3点に着目し,検討を行った.<br>1)急速熱分解実験:ガス組成,発生ガス量,各成分(ガス,チャー,タール+水分)の収支,バイオマスの温度変化を測定した.<br>2)低速熱分解実験(バイオマスの水分が熱分解に及ぼす影響):バイオマスを110℃で2時間乾燥させた試料を準備し,固定床を用いて低速熱分解実験を行った.さらに水分を添加したバイオマスを用いて,上記と同様な実験を行った.<br>3)低速熱分解実験(バイオマスの粒径が熱分解に及ぼす影響):2)の乾燥バイオマスについて,その直径を変化させてガス化実験を行った.温度分布測定結果とガス流量測定結果から,化学反応熱が発生する領域で発生ガス流量が極大値を持つことが分かった.<br>2.管加熱による微粒子生成を行った.原料濃度を変化させたときの粒径の変化,滞留時間を変化させたときの粒径の変化に付いて調べた.なお,粒径分布の測定には時間がかかるため,安価で高速な粒径計測法を検討する必要がある.さらに,2000℃以上の温度分布を測定するための光学測定法について検討し,高温噴流の温度変化や蝋燭火炎の温度変化とスペックルパターンの変化が対応していることを確認した.<br>3.本年度は,熱CVD炉を作成し,成膜速度の温度依存性,濃度依存性について検討した.成膜速度のピーク値を用いて反応解析を行い,成膜過程はLangmuir-Hinshelwood型の化学反応機構に従うことが明らかと成った.<br>4.本年度は,相互溶解性流体を用いて,発熱中和反応の進行,系内の温度変化,熱物性値(密度,粘度)の変化を測定した.反応界面を詳細に見ていくために,2種類(フェノールフタレイン,ブロモチモールブルー)の反応指示薬を添加した.これによって反応界面の進行,つまり,物質移動速度が大きく変化した.この原因は,反応に伴う密度変化であることを明らかにした.<br>5.イオン風の湿度依存性について検討した.
  • 1.本年度は,以下の3点に着目し,検討を行った.<br>1)急速熱分解実験:ガス組成,発生ガス量,各成分(ガス,チャー,タール+水分)の収支,バイオマスの温度変化を測定した.<br>2)低速熱分解実験(バイオマスの水分が熱分解に及ぼす影響):バイオマスを110℃で2時間乾燥させた試料を準備し,固定床を用いて低速熱分解実験を行った.さらに水分を添加したバイオマスを用いて,上記と同様な実験を行った.<br>3)低速熱分解実験(バイオマスの粒径が熱分解に及ぼす影響):2)の乾燥バイオマスについて,その直径を変化させてガス化実験を行った.温度分布測定結果とガス流量測定結果から,化学反応熱が発生する領域で発生ガス流量が極大値を持つことが分かった.<br>2.平成18年度以降に実施予定<br>3.本年度は,燃焼場の前に,管加熱による微粒子生成を行った.原料濃度を変化させたときの粒径の変化,滞留時間を変化させたときの粒径の変化に付いて調べた.なお,粒径分布の測定には時間がかかるため,安価で高速な粒径計測法を検討する必要がある.<br>4.本年度は,熱CVD炉を作成し,成膜速度の温度依存性,濃度依存性について検討した.本来,TiN(窒化チタン)のみを生成させたいのだが,反応原料が加水分解を引き起こし,TiO2(酸化チタン)を発生させた.この原因は,原料供給部と排出部に問題があることが分かった.次年度,このことを改良し,再度検討する予定である.<br>5.本年度は,相互溶解性流体を用いて,発熱中和反応の進行,系内の温度変化,熱物性値(密度,粘度)の変化を測定した.反応界面を詳細に見ていくために,2種類(フェノールフタレイン,ブロモチモールブルー)の反応指示薬を添加した.これによって反応界面の進行,つまり,物質移動速度が大きく変化した.この原因は,反応に伴う密度変化であることを明らかにした.<br>6.平成18年度以降に実施予定.