2017年
クローズドシステム処分場における散水と浸出水の関係性に関する考察
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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- 巻
- 28
- 号
- 開始ページ
- 445
- 終了ページ
- 445
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14912/jsmcwm.28.0_445
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
クローズドシステム処分場においては、最近、液固比を目安に散水量が設定される場合が多くなってきているが、実クローズドシステム処分場におけるデータの解析例は少ない。本研究では、焼却残渣を受け入れしているクローズドシステム処分場を対象に、散水量、浸出水発生量及び浸出水水質、毎年度の埋立量に関するデータより、これまでの液固比と浸出水水質の関係性について考察する。その結果、COD(Mn)については、想定する液固比において散水すれば、十分な濃度低下は期待できるが、窒素と塩素イオンについては、想定液固比では困難なことを示した。特に窒素については、浸出水水質形成のメカニズムについて、今後、不燃物中の有機窒素の分解や有機系キレート剤を含めて検討する必要性を示した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14912/jsmcwm.28.0_445
- CiNii Articles ID : 130006233994