共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年10月 - 2016年3月

氷生成過程のその場観察・構造解析のための極低温超高真空透過型電子顕微鏡の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
25247086
体系的課題番号
JP25247086
配分額
(総額)
40,690,000円
(直接経費)
31,300,000円
(間接経費)
9,390,000円

氷の構造(ミクロ~マクロ)を解析するための超高真空極低温透過型電子顕微鏡を開発した.鏡体内で制御された条件での氷の作製が可能であり,氷に紫外線を照射することもできる.
本装置を用いて以下の研究を行った.(1)アモルファス氷のミクロな欠陥構造を初めて直接観察した.(2)氷Ih,氷Icへ75-100Kで紫外線を照射することにより,氷XIが生成されることを発見した.一方,アモルファス氷では相転移は観察されなかった.(3)CO:H2O=10:1-50:1を10Kで蒸着しその後温度を上昇させCOを昇華させると,高密度アモルファス氷が生成されることを見出した.この方法をマトリックス昇華法と命名した.

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25247086/25247086seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25247086
ID情報
  • 課題番号 : 25247086
  • 体系的課題番号 : JP25247086