2013年10月 - 2016年3月
氷生成過程のその場観察・構造解析のための極低温超高真空透過型電子顕微鏡の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
氷の構造(ミクロ~マクロ)を解析するための超高真空極低温透過型電子顕微鏡を開発した.鏡体内で制御された条件での氷の作製が可能であり,氷に紫外線を照射することもできる.
本装置を用いて以下の研究を行った.(1)アモルファス氷のミクロな欠陥構造を初めて直接観察した.(2)氷Ih,氷Icへ75-100Kで紫外線を照射することにより,氷XIが生成されることを発見した.一方,アモルファス氷では相転移は観察されなかった.(3)CO:H2O=10:1-50:1を10Kで蒸着しその後温度を上昇させCOを昇華させると,高密度アモルファス氷が生成されることを見出した.この方法をマトリックス昇華法と命名した.
本装置を用いて以下の研究を行った.(1)アモルファス氷のミクロな欠陥構造を初めて直接観察した.(2)氷Ih,氷Icへ75-100Kで紫外線を照射することにより,氷XIが生成されることを発見した.一方,アモルファス氷では相転移は観察されなかった.(3)CO:H2O=10:1-50:1を10Kで蒸着しその後温度を上昇させCOを昇華させると,高密度アモルファス氷が生成されることを見出した.この方法をマトリックス昇華法と命名した.
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- ID情報
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- 課題番号 : 25247086
- 体系的課題番号 : JP25247086