共同研究・競争的資金等の研究課題

2010年 - 2012年

非浸潤性乳癌における性ホルモン作用の解明:内分泌療法の更なる向上をめざして

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
22590305
体系的課題番号
JP22590305
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

浸潤性乳癌(IDC)の前段階である非浸潤性乳癌(DCIS)の特性を理解するため、DCISのエストロゲン作用を検討した。その結果、(1)DCISのエストロゲン作用はIDCとは異なり、c-MYB、RbAp46、survivinなどの働きが重要であること、(2)アロマターゼ阻害剤投与後のDCIS組織ではエストロゲン濃度が著名に低下しており、92%のエストロゲン応答遺伝子の発現量、細胞増殖能が減少すること等を明らかにした。以上よりアロマターゼはDCISのエストロゲン合成に必須であり、その阻害が有効な治療法であると考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22590305/22590305seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22590305
ID情報
  • 課題番号 : 22590305
  • 体系的課題番号 : JP22590305