鈴木 道也

J-GLOBALへ         更新日: 18/09/07 19:29
 
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研究者氏名
鈴木 道也
 
スズキ ミチヤ
eメール
suzuki012toyo.jp
所属
東洋大学
部署
文学部史学科
学位
博士(文学)(東北大学)
科研費研究者番号
50292636

研究分野

 
 

経歴

 
2013年4月
 - 
現在
東洋大学 文学部
 
2008年4月
 - 
2013年3月
埼玉大学 教育学部 准教授
 
2003年10月
 - 
2004年7月
パリ第一大学およびCNRS客員研究員
 
1998年4月
 - 
2008年3月
埼玉大学教育学部助教授
 
1997年4月
 - 
1998年3月
埼玉大学教育学部講師
 

学歴

 
 
 - 
1993年
東北大学 文学研究科 
 
 
 - 
1996年
東北大学 文学研究科 
 
 
 - 
1991年
東北大学 文学部 
 

論文

 
吉原 秋, 小川 春美, マーハー パトリック, 鈴木 道也, 安井 萠, 小川 知幸, 畑 奈保美, 出村 伸, 津田 拓郎, 池野 健
岩手県立大学盛岡短期大学部研究論集 = Bulletin of Morioka Junior College, Iwate Prefectural University   (20) 57-61   2018年3月
鈴木 道也, 吉原 秋, 小川 春美, 安井 萠, 小川 知幸, 畑 奈保美, 津田 拓郎, 池野 健
岩手県立大学盛岡短期大学部研究論集 = Bulletin of Morioka Junior College, Iwate Prefectural University   (20) 47-56   2018年3月
安井 萠, 吉原 秋, 小川 春美, 鈴木 道也, 小川 知幸, 畑 奈保美, 津田 拓郎, YASUI Moyuru, YOSHIHARA Aki, OGAWA Harumi, SUZUKI Michiya, OGAWA Tomoyuki, HATA Naomi, TSUDA Takuro
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 = The Journal of the Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices   16 93-102   2017年3月
小川 知幸, 吉原 秋, 小川 春美, 鈴木 道也, 安井 萠, 畑 奈保美, 津田 拓郎
岩手県立大学盛岡短期大学部研究論集 = Bulletin of Morioka Junior College, Iwate Prefectural University   (19) 67-73   2017年3月
吉原 秋, 小川 春美, 鈴木 道也, 安井 萠, 小川 知幸, 畑 奈保美, 津田 拓郎, 池野 健
岩手県立大学盛岡短期大学部研究論集 = Bulletin of Morioka Junior College, Iwate Prefectural University   (19) 63-66   2017年3月
鈴木 道也
東洋大学文学部紀要. 史学科篇 = Bulletin of Toyo University, Department of History, the Faculty of Literature   (43) 318-293   2017年
鈴木 道也, 吉原 秋, 小川 春美, 安井 萠, 小川 知幸, 畑 奈保美, 津田 拓郎
岩手県立大学盛岡短期大学部研究論集   (18) 65-71   2016年3月
吉原 秋, 小川 春美, 鈴木 道也, 安井 萠, 小川 知幸, 畑 奈保美, 津田 拓郎
岩手県立大学盛岡短期大学部研究論集   (18) 59-64   2016年3月
鈴木 道也
東洋大学文学部紀要. 史学科篇 = Bulletin of Toyo University, Department of History, the Faculty of Literature   (42) 192-160   2016年
鈴木 道也
西洋史学 = The studies in Western history   (261) 73-77   2016年
鈴木 道也
日仏歴史学会会報   (30) 44-47   2015年6月
鈴木 道也
歴史と地理   (679) 26-33,図巻末1p   2014年11月
鈴木 道也
東洋大学文学部紀要. 史学科篇 = Bulletin of Toyo University, Department of History, the Faculty of Literature   (40) 180-152   2014年
French National Identity through Medieval Chronicles- Rise of Vernacular Prose Historiography -
鈴木 道也
Proceedings of The 8th Japanese-Korean Symposium on Medieval History of Europe (2013)   83-94   2013年8月
鈴木 道也
東洋大学文学部紀要. 史学科篇 = Bulletin of Toyo University, Department of History, the Faculty of Literature   (39) 258-229   2013年
歴史資料デジタル化の現状 中世フランス史の場合
鈴木 道也
『ヨーロピアン・グローバリゼーションと諸文化圏の変容 研究プロジェクト報告書』(東北学院大学オープン・リサーチ・センター)   209-220   2012年3月
急速に進む歴史資料のデジタル化が、歴史学にどのような方法論的変化をもたらすことになるのか、最近のいくつかの事例を紹介するともに、その限界についても指摘した。
Vernacular chronicles in medieval France (from 13th to 14th century)
鈴木 道也
Proceedings of the 6th conference of the Medieval Chronicle Society (P?cs, 25-30, July, 2011)   23-26   2011年7月
キリスト教的世界観に立ってラテン語で記された普遍年代記の記述が、俗語版の王国年代記に取り込まれる際、翻訳の過程を通じてどのように変化していくのか、その分析のための予備的作業として、13世紀から14世紀にかけての『王の物語』写本を中心とする俗語史書群の整理を行った。
L'histoire des rois des Francs dans le Speculum Historiale
鈴木 道也
Hypoth?ses: travaux de l' ?cole doctorale d'histoire 2010, Publications de la Sorbonne   45-60   2010年4月
中世を代表する博物学者ヴァンサン=ド=ボーヴェの大作『知の鑑』の一部をなす歴史書『歴史の鑑』は、13世紀後半におけるその成立以降、ヨーロッパ全域で広く普及するが、そこに描かれたフランス王のイメージについて、王国年代記『王の物語』と比較しつつ検討した。
鈴木 道也
埼玉大学紀要 教育学部   59(1) 117-130   2010年
Medieval vernacular chronicle in the process of formation from tenth to twelfth century
鈴木 道也
Proceedings of the 5th international Conference of the Medieval Chronicle Society   26-34   2008年7月
人々が過去を書き留め記憶していく際の言語、すなわち歴史叙述に用いられる言語が「俗語」に変化することの意味について、フランス王国における最初期の俗語史書の分析から明らかにした。
中世末期フランス王国の学識者
鈴木 道也
『ソシアビリテの歴史的諸相』(南窓社、共著)所収   149-164   2008年3月
フランスを代表する俗語史書『王の物語』が広く普及する15世紀後半は、フランス王国が自らを「学権」の中心地と位置づけ、教皇権や皇帝権に対峙していく時代でもあった。この時期一定の層を形成しつつあった大学関係者たちが、自らの存在をどのように位置づけていたのか、彼らが記した何点かの現代社会論の分析を通じて明らかにした。
『フランス大年代記』とナショナル・アイデンティティ 歴史叙述研究を巡る最近の動向から
鈴木 道也
『西洋史研究』(西洋史研究会)   (36) 21-41   2007年11月
虚構を多く含む中世ヨーロッパの歴史叙述も、ナラトロジー(物語論)の視点に立って丁寧な分析を加えることで、そこに積み重なった多様な歴史認識を明らかにする手がかりとなることを、『王の物語』の改訂作業に着目して明らかにした。
中世フランス王国の歴史・国家・世界観 『歴史の鑑』と『フランス大年代記』
鈴木 道也
『近世・近代日本社会の展開と社会諸科学の現在』(新泉社、共著)所収   475-495   2007年6月
後にフランス王国の「正史」となる王国年代記『王の物語』が、その成立当初においては不人気であった背景としてキリスト教的歴史観と世俗的歴史観の競合関係を指摘し、当時における前者の代表であり、かつ広く普及した『歴史の鑑』がどのような構造を持つのか明らかにした。
記録管理の過去と現在 サン=ドニ修道院証書集の電子テキスト化について
鈴木 道也
『埼玉大学紀要 教育学部(人文・社会科学編)』   55(1) 29-41   2006年3月
中世フランス王国において国史編纂事業に従事するサン=ドニ修道院の修道士たちは、また同時の修道院文書の管理人でもあることに着目し、歴史家にしてアーキビストでもあった彼らの活動を、歴史史料のデジタル化という最近の動向と関わらせながら分析した。
『フランス大年代記』の普及とフランス・アイデンティティ : パリ国立図書館写本fr.10132を巡って
鈴木 道也
『埼玉大学紀要 教育学部(人文・社会科学編)』   54(2) 17-27   2005年9月
フランス王国において13世紀後半に成立した俗語版の王国年代記『王の物語』(通称『フランス大年代記』)はその内容が広く受容され、最終的にはフランス王国、そしてフランス共和国の「正史」になっていくが、本稿では、年代記の成立から百年間の普及過程を分析した。
フランス史の誕生 『シャンティイ年代記』から『フランス大年代記』へ
鈴木 道也
『歴史の誕生とアイデンティティ』(日本経済評論社、共著)所収   40-77   2005年4月
フランス王国の歴史叙述は、キリスト教的世界観に満ちたラテン語の普遍年代記から、氏族の系譜を軸とした世俗的な王国年代記へと変化してくるが、その過渡期に位置する二つの俗語年代記の内容的な相互関係、成立背景などを検討した。
中世フランス王権と歴史叙述
鈴木 道也
『社会文化研究所紀要(九州国際大学)』   (51) 133-154   2002年10月
中世フランスの「王国観」や「歴史観」を明らかにする上で重要な史料となる王国年代記『王の物語』が成立するまでの、フランス王国における歴史叙述の変遷を概観した。
Naissance d'une m moire ambigue; Grandes Chroniques de France
鈴木 道也
Bulletin de l'Association Fran?aise pour l'Histoire de la Justice,Paris   38-46   2002年4月
フランス王国における「王国」意識の形成と変容を明らかにするための手がかりとして、13世紀後半のルイ9世治世期に編纂が開始された俗語フランス語版王国年代記『王の物語』(いわゆるフランス大年代記)が重要であることを指摘した。
Les composantes du pouvoir judiciaire du roi de France-Pardonner et Punir-
鈴木 道也
Bulletin de l'Association Fran?aise pour l'Histoire de la Justice, Paris   23-30   2001年4月
中世フランス王国における王権の司法的機能を考える上でこれまであまり考慮されていなかった「王の恩赦」行為に着目し、裁き、かつ赦すという神的性格が王に付与されることで王権がどのように変化していったのか、ローマ帝国期からの「恩赦権」の変遷を辿りつつ考察した。
中世フランスの地域/王国アイデンティティ
鈴木 道也
『歴史におけるアイデンティティの諸相?課題と方法?』(九州国際大学社会文化研究所)   7-11   2001年3月
12世紀から13世紀にかけての中世盛期フランス王国における王権の物的基盤の拡大という現実を受けて構想され、展開された「王国史」編纂事業が、諸侯領における「地域史」とどのような関係に立つのか、分析のためのいくつかの手がかりを提示した。
ルイ9世の裁判に関する一考察 : アンゲラン=ド=クシー裁判(1259年)を中心に
鈴木 道也
埼玉大学紀要 教育学部(人文・社会科学編)   49(1) 1-12   2000年3月
中世フランス王国における裁判権の集権化過程を明らかにするために、13世紀後半のルイ9世治世期に生じたある紛争事件と、その解決に向けた王権の動向に着目した。従来用いられることの少なかった叙述史料をそのレトリックに留意しつつ分析した。
中世後期アルザス・ロレーヌ地方の慣習法文書と判告集
鈴木 道也
埼玉大学紀要 教育学部(人文・社会科学編)   47(1) 133-149   1998年3月
中世農村共同体の自律化に大きな影響を与えたとされる二種の法文書『判告集』と『慣習法文書』が重なり合って普及しているいわゆる「アルザス・ロレーヌ地方」を対象に、地域の慣習に織り込まれた領民の特権が成文化に際してどのように変容するのか分析した。
中世フランスにおける「慣習法文書」の比較研究
鈴木 道也
博士学位論文      1998年3月
12世紀から13世紀にかけてのフランス王国において、主として農村地域を中心に広く普及した「慣習法文書」と呼ばれる特権文書が、領主=領民関係のいかなる変容を象徴するものであったか、フランス北東部、南東部、ドイツとの「境界領域」といった三つの地域の比較を軸に、約500点の特権文書の分析から明らかにしようと試みた。
サヴォワ伯領のCharte de franchises 1194-1343
鈴木 道也
『歴史』(東北史学会)   85 1-30   1995年10月
中世フランス王国の南東部に位置するサヴォワ伯領において、領主から領民への特権状(慣習法文書)の授与と新村開発とがどのような関係にあったのか、北東フランスにおける慣習法文書の普及過程との違いに留意しつつ分析を行った。
中世盛期フランス王国の慣習法文書 北東フランスを中心として
鈴木 道也
『西洋史研究』(西洋史研究会)   (22) 83-110   1993年11月
12世紀後半から13世紀にかけてフランス王国北東部の農村地域に広く普及した「慣習法文書」と呼ばれる特許状を分析し、領主層から領民層への当該文書の授与が領主=領民関係にいかなる影響を与えていたのか明らかにしようと試みた。

Misc

 
鈴木 道也
西洋史学   (233) 73-75   2009年
中世写本メディアの間テキスト性とナショナル・アイデンティティ形成に関する研究
鈴木道也
総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書   6 (平成19年度)    2008年
中世フランスの写本メディアとナショナル・アイデンティティ形成に関する研究
鈴木道也
総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書   5 (18年度) 321-322   2007年
中世ヨーロッパにおける歴史叙述とナショナル・アイデンティティ形成に関する研究
鈴木道也
総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書   4 (17年度)    2006年

書籍等出版物

 
MIchiya SUZUKI Les composantes du pouvoir judiciaire du roi de France-Pardonner et Punir-
Bulletin de I'Association Francaise pour I'Histoire de la Justice, Paris   2001年   
鈴木道也 ヨーロッパ史の時間と空間
慶応大学出版会   2002年   
鈴木道也、鶴島博和、高田実、山本文彦、楠義彦、前山総一郎 歴史の誕生とアイデンティティ
日本経済評論社   2005年   
鈴木道也 ソシアビリテの歴史的諸相
南窓社   2008年   
パトリック=ギアリ『ネイションという神話 ヨーロッパ諸国家の中世的起源』(翻訳)
鈴木 道也、小川知幸、長谷川 宜之
白水社   2008年6月   
ローマ帝国解体後の古代末期から中世初期におけるエスニック集団の形成、変容過程を綿密に追うことで、近現代欧州を代表する国民国家でありながら、一方で欧州統合を強力に推進し、他方で国内の深刻な移民問題に苦しむフランスやドイツなどの「民族的起源」の実像に迫ることを目指した、アメリカの代表的な中世史家パトリック=ギアリの著作の翻訳

講演・口頭発表等

 
中世の百科全書とフランス王権
鈴木 道也
日仏歴史学会第五回研究大会   2015年3月28日   
French National Identity through Medieval Chronicles- Rise of Vernacular Prose Historiography -
鈴木 道也
The 8th Japanese-Korean Symposium on Medieval History of Europe (2013)   2013年8月23日   
歴史資料デジタル化の現状 中世フランス史の場合
鈴木 道也
東北学院大学オープン・リサーチ・センター講演会   2012年12月   
中世後期フランス王国における歴史記述と俗語
鈴木 道也
史学会   2011年11月   
Vernacular chronicles in medieval France (from 13th to 14th century)
鈴木 道也
6th international Conference of the Medieval Chronicle Society (University of P?cs [Hungary])   2011年7月   
歴史叙述と権力
鈴木 道也
西洋中世学会若手支援セミナー   2008年10月   
Medieval vernacular chronicle in the process of formation from tenth to twelfth century
鈴木 道也
5th international Conference of the Medieval Chronicle Society (Belfast Queen's University)   2008年7月   
中世フランス王国におけるナショナル・アイデンティティ形成過程との比較からー俗語散文体王国年代記『フランス大年代記』を手がかりにー
鈴木 道也
日本西洋史学会第57回大会・小シンポジウム   2007年6月   
中世フランスの写本メディアとナショナル・アイデンティティ形成に関する研究
総合研究機構研究プロジェクト成果発表会 : 口頭発表   2007年   
『フランス大年代記』写本の普及とナショナル・アイデンティティ-中世歴史叙述の「間テクスト性」について-
鈴木 道也
西洋史研究会   2006年11月   
Naissance d'une m?moire ambigue;Grandes Chroniques de France
鈴木 道也
4th international Conference of the Medieval Chronicle Society (Reading University)   2005年7月   
王のイメージ 『フランス大年代記』を読む
鈴木 道也
東北学院大学文学部史学科公開講座   2002年10月   
ルイ9世の裁判に関する一考察 : アンゲラン=ド=クシー裁判(1259年)を中心に
鈴木 道也
東北史学会   1997年10月   
中世後期アルザス・ロレーヌ地方の『慣習法文書』と『判告集』
鈴木 道也
日本西洋史学会   1996年5月   
13世紀ロレーヌ地方における『慣習法文書』と『判告集』-両者の歴史的意義をめぐる一考察-
鈴木 道也
西洋史研究会   1994年11月   
サヴォワ伯領の統治構造 -『慣習法文書(Charte de franchises/ Charte de coutumes)』(1196-1291)の分析から-
鈴木 道也
東北史学会   1993年10月   
12世紀後半北東フランスにおける『慣習法特許状』の授与について
鈴木 道也
東北史学会   1991年10月   

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2009年 - 2012年    代表者: 鈴木 道也
 13世紀後半に成立し、その後数多くの複写(写本)が制作されることで中近世フランスにおける「正史」の地位を得た、『フランス大年代記』と呼ばれる史書及びその写本群を主たる対象に、それがどのように産み出され、また中世人たちにどのような影響を与えたのか、その社会的機能を明らかにする試みを通じて、前近代社会において「ナショナルなもの」が構想され、集合的記憶として受容されていく具体的様相を明らかにすることを研究の目的としている。それはキリスト教的世界観が圧倒的な影響力を有する中世ヨーロッパ社会におい...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2013年 - 2015年    代表者: 渡辺 節夫
「追加採択」のためスタートが遅れたが、この科研の共同研究は基本的に「ヨーロッパ中世史研究会」(1995年結成)をテーマ的にも、メンバー構成においてもベースとしているため、実質的には年度当初から着実に共同研究としての実績を挙げてきたと言える。具体的には、斬新かつ先端的な研究を積極的に推進する観点から、先ず、近年我が国で刊行された本格的な当該分野、特にヨーロッパ中世の権力構造に関する研究書を5点選び、著者を招き評者を二人配し、徹底した質疑・応答を通して、問題の本質と、研究の方向性を見出すことが...
文部科学省: 科学研究費 若手研究(B)
研究期間: 2006年 - 2008年    代表者: 鈴木道也
本研究は、中世フランスの王国年代記『王の物語』を主たる史料として、(a)多様な歴史認識が交錯する中世社会にあって、権力体としての国家の成長と変容は「歴史家」たちの語りをどう変えたのか、また(b)歴史叙述に携わる当時の知的エリートたちは、どのような意識と方法論をもってそれぞれの史書を組み立てていたのか、という点の解明を試みた。結果として、度重なる再編過程を通じて国家の領域性と連続性に関する理論を次第に精緻化させていく、中世における史書編纂事業の具体相が明らかになった。
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2003年 - 2005年    代表者: 鈴木 道也
本研究は、13世紀後半に成立し、その後数多くの複写(写本)が制作されることで、中近世フランスにおける「正史」の地位を得た、『フランス大年代記』と呼ばれる史書、及びその写本群を主たる対象に、それがどのように産み出され、また中世人たちにどのような影響を与えたのか、その社会的機能を明らかにする試みを通じて、前近代社会において「ナショナルなもの」が構想され、集合的記憶として受容されていく具体的様相を明らかにしようとするものである。それは、キリスト教的世界観が圧倒的な影響力を有する中世ヨーロッパ社会...
文部科学省: 科学研究費補助金(奨励研究(A), 若手研究(B))
研究期間: 2001年 - 2002年    代表者: 鈴木 道也
本研究は、中世フランスを対象として、王国裁判および裁判外紛争処理過程(国王恩赦や住民集会)を分析することで、前近代型紛争解決システムの解明を目指すものである。2年間の研究活動の後半にあたる今年度は、前年度までの研究成果を受け、特にフランス国王ルイ九世治世期の裁き(=通常の裁判)と恩赦(=裁判外紛争処理)の相補的関係の実態解明を目指した。王の直轄領であるフランス中央部のイル・ド・フランス地方やピカルディー地方において、殺人などの重罪を犯した犯罪者がいかに裁かれたか、その後親族・知人からの申し...

その他

 
2010年
「中世ヨーロッパにおける歴史叙述の多層性に関する研究『歴史の鑑』の史料論的分析を中心に」『埼玉大学総合研究機構 総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書』第8号(平成21年度) 、14-15頁
研究報告書
2000年
「前近代ヨーロッパにおける王権イメージ」『埼玉社会科教育研究』(埼玉社会科教育研究会)、第6号、9-16頁
研究報告書
2001年
「世界の歴史を学ぶ意味」『社会科教育の基底』梓出版社、15-30頁
教科書
2006年
「中世ヨーロッパにおける歴史叙述とナショナル・アイデンティティ形成に関する研究」『埼玉大学総合研究機構 総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書』第4号 (平成18年度) 、110-113頁
研究報告書
2007年
中世フランスの写本メディアとナショナル・アイデンティティ形成に関する研究」『埼玉大学総合研究機構 総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書』第5号(平成18年度)、321-322頁
研究報告書