2012年
魚カウンターによるサケの遡上数計測に関する研究
土木学会論文集G(環境)
- ,
- 巻
- 68
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscejer.68.1
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
本研究は,欧米で用いられている,河川水の電気抵抗の変化から魚の通過数を計測する手法(魚カウンター)を用い,日本の魚道を利用する魚類を計測することを目的としている.魚カウンターのセンサー部を,水理条件等の魚道の設計指針を満足するように,日本の魚道の形状に合わせて後付で構築し,産卵期に魚道を遡上するシロサケ(サケ)の数を計測した.センサー部をビデオカメラにより計19時間撮影した画像から計数したサケの遡上数と魚カウンターによる計測結果を比較したところ,魚カウンターによるサケの計測精度は96%であり,十分な精度で遡上数を計測できることが示された.魚カウンターの精度を低下させる可能性のある要因,センサー部の後付での構築方法及び調査コストについて整理,考察した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejer.68.1
- eISSN : 2185-6648
- CiNii Articles ID : 130004962377
- identifiers.cinii_nr_id : 9000283642161
- CiNii Research ID : 1390001205357029632